こういう時に防音室はありがたいですね~
田舎なので昼間はリビングで音を出しても大丈夫なのですが夜は流石に無理。
家の窓もペアガラス、防音室の窓もペアガラス2組で合計3組、6枚のガラスで遮断されているのでラッパの様な高音楽器は24時間大丈夫です。て、吹きませんが。。
因に夏休みは子供が居るので昼間もリビングが使えず…… 早く終わって欲しい。バロックトランペット等は16畳の木のリビングの方がばてなくて吹き易い。
さて、レッスン。
社会人の方は毎日吹く事も叶わずレッスンが久しぶりに吹く日だと言う事も少なく有りません。ペースが出る迄にと言うか、イメージを記憶から引き出すのに時間がかかる方が殆どです。
先日もやはり吹き始めに音が響かないと言うか完全に唇で音を掴んでいる感じ。
何回か御本人も試されるけど、、、
そこでマウスピースだけで吹いてみて~
と。
物凄くスムーズに音に成ります~息の中にかすかにバズが聴こえる理想的な感じ。
で、音が出無い様に吹いてみて。(マウスピースを)
なかなか出来ない・笑
どんなにそうっと吹いても、どうしても唇が振動してしまう。
数回やって、やっとスーって状態になりそのまま同じ感じでラッパに付けてもらいました。
パーン!
良い音でした。本当に。
ちょっと前にも書いているのですが、
マウスピースでスムーズに音が出る状態=楽器でスムーズに音がで出る状態、では無いんです。トレーニングとしては有効なんですが楽器を吹く時に必要以上に唇の振動に意識が行くと響かない力のこもった音にしか成らない。少なくとも僕はそうなのです。
かなり吹ける方ほど耳で聴いて自動的に身体が修正してしまうので、この違いに意外に気が付かない事も多い気がします。僕自身がそうでした。つい最近まで最後の5%の引っかかりが消えませんでした。
話す時に普段は喉を意識はしません。その方が自然に声が出せる。
でも、風邪等の時に声が出無いと喉が意識に入る。でも、声は出ません、風邪が治る迄は。声帯の振動なんて意識には無い方が怖く無い、意識し始めると怖くなるので力が入り自然で無くなる~より力を必要とする。
唇が自然に振動を起こすアンブシュアや身体、息、を身体が自然に選ぶ様に、そして何より身体が自然に動く「イメージ」を創る事が一番大事ではないかって。
自分が吹く時だけで無くレッスンする時もそこを大事にしようと。
その為には自らの音をリアルタイムで聴いて感じている事。
イメージを育てる為に良い音楽を沢山聴いたり、色々な表現されたものに触れる事。
歌を忘れ無い事。
自分が思い込んでる事、多数派の意見、正しいとして来た事や正しいとされている事、などから自らが離れる事は一番難しい事かも知れません。でも、自分にはその方がずっと良い。そこに辿り着くのにこんな歳に成ってしまった。。
自分の考えが唯一の時の物だとは考えません~それより、皆が一方向だけに考えを持つ事の方が怖いと思います。これは自分の感覚で言葉にすると実はそれだけでもう人が受け取る時にはずれてしまいますし。でも、ひょっとして「あ!」とか「あれ?』て思う方も居るかも知れません。そう思ってもらえて役に立つ事があれば良いな~