日本語の中で「プライド」というと、良いイメージに使われることが少ないような気がします。
「あの人はプライドが高い」というと、褒めてない感じ。
「プライドの高さが…」というと、それが障害になっている感じがします。
それって、本来の意味のプライドとは違う気がしていました。
日本語でいうと自尊心…というのも、なんか。
最近の日本語って、本来その単語が持つ意味が少しずつねじまがって来ているようで残念です。
つまり、プライドが高い、という言葉は「見栄や体裁ばかり気にして、泥臭いことはやりたがらない」という意味に取れるような…
でも、本当は違いますよね。
自分のことをとても大切に思っている、自分の能力に自信を持っている、人間としては無くてはならない「気持ち」だと思うのです。
人は、自分自身を認めるということがとても大切なのに、日本人は、自分を認めることよりも、何かと自分を「低く設定」することを「謙虚さ」とし、それを美徳とする文化を持っているように思います。
人を押しのけたりせず、人と協調し、他人を思いやって生きていく、日本人の心はとても美しく、大切だと思います。
そのことこそにプライドを持つべきだと思います。
最近の日本語ではあまり出て来ないけれども、「矜持を持つ」という言葉が私は大好きです。
何をするにしても、まず「自分は素晴らしい」と思うところからスタートする。
そして、こんな素晴らしい自分だから、何をやってもうまく行く! と信じてこそ、目標を達成することができる
そんな気がします。
この話はもう少し続けて行こうと思います。
ありがとうございます。