８月になりましたね。
先日のアーサーさんのお話会に感銘をうけ、
私ももっと何かできないかなと思いまして。
いよいよ８月夏本番。
夏といえば、夏休み。
夏といえば、花火大会。
夏といえば、お盆帰省。
そして夏といえば･･･終戦記念日がありますね。
夏は、追悼・慰霊の季節でもあるかな。
私たち日本人にとって、
夏っていちばん、"生"と"死"を近くに感じられる
季節なんじゃないかなと想うんです。
そこで、近々
『〜母からの子へ･･･絵本で伝えたい〜はじめての"へいわ"と"せんそう"』
というテーマで読み聞かせ会も開催予定なので
今月は１日１冊、それに合わせたテーマで絵本を紹介していくことにいたしました
（あーまた久しぶりにこんな大変な企画思いついちゃって大丈夫かしら（笑））
題して『平和への願いシリーズ』
です！
です！さてさて。
その記念すべき１冊目はこちら！
【かさをささないシランさん】
図書館で借りて読んだのですが、
あまりの衝撃に即買いしてしまった絵本。
はっきりいって
めちゃくちゃ怖かったです・・・！
直接的に戦争の悲惨さを
描いてるわけじゃないんだけど
寒気というか、悪寒というか、
すごく危機感を感じさせられる作品。
谷川俊太郎さんの文に、
いせひでこさんの絵。
でも全く穏やかじゃない。
原作はアムネスティ・インターナショナルという
人権団体と一緒に作られたものだそうです。
私たちの当たり前の生活の中に
ちょっとずつ、ちょっとずつ、
入り込んでいる恐怖。
知らず知らずのうちに
取り込まれているこの感覚。
誰の中にもきっとあって
でもこうやって目の当たりにしないと
そうなってしまっていることの危うさに
気づけなかったりするんじゃないかなと･･･
友達ってなんだろう。
同僚ってなんだろう。
仲間ってなんだろう。
人間関係って、なんだろう。
毎日当たり障りのない会話。
細かいことや確信には触れないように
それぞれの主義思想など
語るものも、聴くものも、
それが出来る場所もない･･･
そもそも
そんなことに興味がない。
ただただ
目の前にある仕事をこなし
そこそこにやりがいを感じ
そこそこに余暇を楽しみ
まあまあの暮らしに満足している。
その裏で
大きな力が動いていることに
気づきもせずに・・・
これと同じようなことが
世界中のどこかで起こっている。
私たちの住むこの国でも
見えていないだけで
あったりするんじゃないだろうか･･･
１番怖い人間心理は
【無関心であること】だと言います。
シランさんの周りの人達は
シランさんに起こった異変に【無関心】だった。
まさか、とか
そんなはずない、とか
なにかおかしくない？とか
そういったことを全く感じないで
"異常"のほうに合った理由づけをして
ただもとの日常に戻ろうとする。
それでよしとしてしまう。
もしかしたら、次は自分や、大切な人の身に降りかかることかもしれないのに・・・
本来だったら「異常」であろうことに、
鈍感になってないだろうか？
これってなに？
どういうこと？
その感覚。
そういえば、
先日のアーサーさんのお話会で聴いた
『ななずこのっぺ？』でも言われていたことだ。
その感覚を大切にしていれば
何かが変わる。
動き出す。
本当に大切なものが
見えてくるんじゃないかな。
常識を、当たり前を、誰かの正義を
ちょっと疑ってみる。
自分の目で、心で、確かめてみる。
常に、意識していたいことだなぁと
想ったのでした。
 | かさをささないシランさん null円 Amazon |
最後までお読みいただきありがとうございました
《今後の予定》
〜母からの子へ･･･絵本で伝えたい〜
はじめての"へいわ"と"せんそう"
親子向けの読み聞かせ会開催予定！
※詳細後日UP
ママ向け・大人向けでの
開催リクエストも受付てます♪
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