平成最後のあきまつり |  みねやまみちひとりごち (峰山道独言)

 みねやまみちひとりごち (峰山道独言)

   みねやまみちは 石ごろごろ  坂道 よこ道 けもの道 いのちの道  
  めぐりくる 日々を しばしとどめて つむごう

   峰山鍼療所 (みねやまはりいやしどころ) のひとりごとです ♪

 今日は、村の神社のおまつり。


 家の前に出ると、眼下に鳥居と幟(のぼり)が見えるはずなのだけれど、まだ立っていない。

 今年は降りそうだから、立てないのかな?

 無いと、さびしいな。


 11時から始まるとのことだったので、少し早めに出かけたのだが、すでに禰宜さんがいらっしゃっていて、あわてて拝殿に。

 

 しもに降りた村人と、村人の息子親子と、集落支援員さんと、田んぼ仲間にもあがってもらって、厳かに儀式が始まる。



 今年の神楽の奉納は家人。

 舞は‥‥ なんて言ってはいけないね。

 舞わせていただけるなんて、なんて光栄なことだろう。



 儀式が終わると、ささやかに直会(なおらい)。

 ハイバチ(ハエバチ?)とここらでは呼んでいるクロスズメバチが、お寿司のネタに停まって、器用に削って丸めて運び去って、また飛んでくる。



 車座で、村の発祥の武士の話、あの家とあの家で嫁いだり嫁がれたりがあったという話、名字が変わったという話、昔あったというお寺の話、いろんな話が出る。


 こういう鯛の結びかたができる人は、今は少ないらしい。



 この前の台風で、神社の木の枝がバサバサと折れて落ちて、拝殿の屋根はでこぼこになり、穴が開いてしまった。

 湯立て神事も、まつりの最初と最後の花火もやらなくなってしまったけど、今年もすばらしい雰囲気の中で行なわれたと思う。

 

 山の神様へのお供え。



 この1年の豊穣に感謝します。

 

 この村に、世界に、祝福あれ。