今日は、村の神社のおまつり。
家の前に出ると、眼下に鳥居と幟(のぼり)が見えるはずなのだけれど、まだ立っていない。
今年は降りそうだから、立てないのかな?
無いと、さびしいな。
11時から始まるとのことだったので、少し早めに出かけたのだが、すでに禰宜さんがいらっしゃっていて、あわてて拝殿に。
しもに降りた村人と、村人の息子親子と、集落支援員さんと、田んぼ仲間にもあがってもらって、厳かに儀式が始まる。
今年の神楽の奉納は家人。
舞は‥‥ なんて言ってはいけないね。
舞わせていただけるなんて、なんて光栄なことだろう。
儀式が終わると、ささやかに直会(なおらい)。
ハイバチ(ハエバチ?)とここらでは呼んでいるクロスズメバチが、お寿司のネタに停まって、器用に削って丸めて運び去って、また飛んでくる。
車座で、村の発祥の武士の話、あの家とあの家で嫁いだり嫁がれたりがあったという話、名字が変わったという話、昔あったというお寺の話、いろんな話が出る。
こういう鯛の結びかたができる人は、今は少ないらしい。
この前の台風で、神社の木の枝がバサバサと折れて落ちて、拝殿の屋根はでこぼこになり、穴が開いてしまった。
湯立て神事も、まつりの最初と最後の花火もやらなくなってしまったけど、今年もすばらしい雰囲気の中で行なわれたと思う。
山の神様へのお供え。
この1年の豊穣に感謝します。
この村に、世界に、祝福あれ。