宝塚歌劇団 演出家の原田諒氏がセクハラで公演中に担当を外され異動処分になったスキャンダルについて | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

タイトルの通り寝耳に水なニュース。

文春オンラインの記事より。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年1月5日・12日号)

 


「一緒に裸で寝よ」宝塚歌劇団 演出家がセクハラで公演中に担当外され異動処分

ーーー

 

 宝塚歌劇団に所属する演出家の原田諒氏(41)が、演出助手に対してセクハラ行為を行い、公演中に担当していた演出を外れ、親会社の阪急電鉄に異動していたことが「週刊文春」の取材でわかった。

(略)

 11月中旬、今年入団した20代の演出助手Aさんが、原田氏からセクハラを受けていたことを劇団に告発した。

(略)

 劇団は雪組公演中の12月9日付で、原田氏を宝塚の親会社である阪急電鉄に異動させた。

 

「公演中に演出家がいなくなるなんて異例中の異例。異動に先駆け、12月5日から宝塚歌劇団及び東京宝塚劇場を出禁になったとも聞きました。雪組の団員は12月10日、劇団から『原田さんは異動になったため劇場にはもう来ない』とだけ説明されました」(雪組関係者)

 

ーー

 

とりあえず、思ったこと3つ。

(阪急電鉄・宝塚歌劇団への要望でもあります)

 

(1)セクハラ被害にあった演出助手Aさんは

 

「夜中にも原田に呼び出され、1日3時間~4時間ほどしか睡眠が取れなくなった」

「入団時と比べ、8キロも痩せ、眩暈と耳なりに悩まされるようになりました」

 

セクハラの被害者に、治療代や慰謝料を払うべきでしょう、最低限。

これもう労災レベルです。

 

(2)阪急電鉄・宝塚歌劇団は原田氏を懲戒免職すべき。

(3)原田氏に"余罪"(セクハラ・パワハラ)があるか徹底的に調査すべき。

(4)セクハラ・パワハラの禁止を職務倫理規定に明記し、従業員(ジェンヌさんも含む)に人権擁護/啓発の研修を受けさせるべき。

 

セクハラ・パワハラは、悪いこと。

大の大人に、言うことじゃないよな。

 

原田氏の業績は輝かしいものです。下のように第一級の評価を受けています。

 

第20回読売演劇大賞 優秀演出家賞(2013年)-「ロバート・キャパ 魂の記録」「華やかなりし日々」の評価により

2012年ミュージカル・ベストテン 演出家賞(2013年)-「ロバート・キャパ 魂の記録」「華やかなりし日々」の作・演出に対して

第24回読売演劇大賞 優秀作品賞(2017年)-「For the people-リンカーン 自由を求めた男-」

第24回読売演劇大賞 優秀演出家賞(2017年)-「For the people-リンカーン 自由を求めた男-」の評価により

第43回菊田一夫演劇賞(2018年)-「ベルリン、わが愛」「ドクトル・ジバゴ」の脚本・演出の成果に対して

第75回文化庁芸術祭賞 演劇部門優秀賞(2020年)- 宝塚歌劇 月組公演「ピガール狂騒曲」の成果に対して

第75回文化庁芸術祭賞 演劇部門新人賞(2020年)- 宝塚歌劇 月組公演における「ピガール狂騒曲」の脚本・演出に対して

第28回読売演劇大賞 優秀演出家賞(2021年)-「ピガール狂騒曲」の評価により

 

しかし、才能があればインモラルなことをしてもいいわけではありません。

会社に金を落としてくれる「優秀な従業員」は何をしてくれてもいいという企業は信用されません。

 

とにかくAさんが気の毒、かわいそうです。

どうか一日も早く回復されますように。