月組新人公演「今夜、ロマンス劇場で」を観劇しました! 〜本公演からの「味変度」ランキング発表〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

宝塚大劇場で

 

月組新人公演

ミュージカル・キネマ

『今夜、ロマンス劇場で』

原作/映画「今夜、ロマンス劇場で」(c)2018 フジテレビジョン ホリプロ 電通 KDDI

脚本・演出/小柳 奈穂子(本公演)

 

を観てきました。

 

素直に感動しました。

 

宝塚歌劇のいいところです。

素直になれる。

※新人公演プログラムより転載しました

 

 

新人・若手のジェンヌさんだけで、

本公演と同じ演目をやる新人公演。

 

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本公演の感想はこちら

月組公演 『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』@宝塚大劇場 ~新生「月組」一枚岩~

(2022-01-11 23:58:28)

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本公演とだいぶテイストが違って、

それぞれ自分自身の課題にチャレンジしながら役作りしている感じがしました。

 

いい意味で、「味変」している。

プレイ(play)している。

遊んでいる。

 

ただ、その「味変」「遊び」の絶対値が

 

大きい人(もはや「もう一つの本公演」)

小さい人(本公演を踏襲した「ほぼコピー」)

 

がいて、ジェンヌさんたちの多様な個性・独創性が興味深かったです。

 

もっとも、演出家の先生の方針もあるかと思いますし、どちらが「正しい」「優秀」というものではありません。

コピーするにも技術が要ります。

また、誰が演じても似たような仕上がりになりそうな「動かしにくい」役ーーフォースターが言うところの「フラット・キャラクター(平面的な登場人物)」ーーがあるのも確かです。

(cf.)フラット・キャラクターの反対はラウンド・キャラクター(立体的な登場人物)

 

以上を踏まえ、

特に印象に残った方数名の「味変度」を★の数で表現すると(★が多いほど独自色が強い)(カッコ内は本公演のキャスト)

 

★★★★★ 天つ風 朱李さん(柊木 絢斗さん)、槙 照斗さん(朝陽 つばささん)

★★★★  蘭世 惠翔さん(天紫 珠李さん)、一輝 翔琉さん(礼華 はるさん)

★★★   大半の主役級(「主な配役」)←仕方ないところもあるかも・・・

★★    真弘 蓮さん(風間 柚乃さん)、天紫 珠李さん(晴音 アキさん)

★     一星 慧さん(千海 華蘭さん)、瑠皇 りあさん(夢奈 瑠音さん)、柊木 絢斗さん(光月 るうさん)

 

といったところです。

 

「芝居ができてうれしい、舞台に立つのは楽しい」という喜びが感じられる、素晴らしい公演でした。

 

とても良かった。

ありがとうございました。

 

※公演後の舞台挨拶で、 けがや体調不良で休演を余儀なくされている「月組の”仲間”たち」を気遣われていた、礼華はるさんの優しいお人柄に感動しました。