鍼灸がいろんな病気に効く理由（９）　〜お灸と熱ショックタンパク（ヒストトキシン）〜

「鍼灸がいろんな病気に効く理由」（連載）

第８回（９月２６日）から１ヶ月以上経ってしまいました・・・

第９回は、

「お灸と熱ショックタンパク（ヒストトキシン）」

について。

お灸をすえることで、熱ショックタンパク質（Heat Shock Protein：HSP）と呼ばれる、名前の通りのタンパク質ができます。

熱ショックタンパク質には傷ついた組織を修復するはたらきがあります。

最近の研究で、いろいろできる熱ショックタンパク質のうち、HSP47はコラーゲンの産生に関わることから、シワ（コラーゲンの産生量が低下して起こる）を改善する化粧品などに応用されているようです。

またHSP70には抗細胞死作用や抗炎症作用があり、アルコールや紫外線など種々のストレスから細胞を保護し、メラニン産生（シミ形成）を抑制します。

要するにお灸には、アンチエイジング（抗加齢）効果、美容効果も期待できるわけです。

次回は最終回、

「透熱灸（とうねつきゅう）　vs 　隔物灸（かくぶつきゅう）」

です。

お楽しみに！

【補足】

HSP47を作る遺伝子「SERPINH1」は第１１染色体長腕にあります。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/871

HSP70を作る遺伝子「HSPA4」は第５染色体長腕にあります。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/gene/3308

＝＝＝「美容鍼」「美顔鍼」「ストレスフリー顔はり」＝＝＝

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＊＊＊

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