PACオーケストラの公開リハーサルに行ってきました! 〜マーラーの交響曲第2番『復活』から〜 | 西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

西宮・門戸厄神 はりねずみのハリー鍼灸院 本木晋平

鍼灸師、保育士、JAPAN MENSA(メンサ)会員/IQ149(WAIS-Ⅲ)、日本抗加齢医学会指導士、実用イタリア語検定3級。趣味は読書、芸術鑑賞、小説執筆(2019年神戸新聞文芸年間賞受賞)、スイーツめぐり、香水づくり。

事後報告。

きのうーー2015年1月16日(木)ーー、
兵庫県立芸術文化センター@西宮北口 KOBELCO大ホールへ

兵庫芸術文化センター管弦楽団 2014-15シーズン
第75回定期演奏会
佐渡 裕 マーラー「復活」

公開リハーサルに行ってきました。

リハーサルを見学したいと1100名の応募があったそうで・・・
ホールの開場前からもうすごい行列。

公開リハーサルでは、
2015年1月16日(金)・17日(土)・18日(日)の3日間にわたって演奏される

マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 「復活」

から第1・第2・第3楽章のゲネプロ(Generalprobe ゲネラールプローベ:全体練習)を、約75分にわたって見学できました。

この交響曲は演奏時間が80分を超える大作の上、編成も大規模。
第4楽章ではアルト独唱が、第5楽章ではさらにソプラノ独唱と合唱が加わります。

楽器編成
フルート 4(ピッコロ持ち替え 4)
オーボエ 4(コーラングレ持ち替え 2)
小クラリネット 2
クラリネット 3(バスクラリネット持ち替え 1)
ファゴット 4(コントラファゴット持ち替え 2)

ホルン 10(そのうち舞台外に4)
トランペット 6 + 舞台外に4(移動時間があればオーケストラ側から2人借りられる)
トロンボーン 4
チューバ1

ティンパニ 2人(8台) + 舞台外に1台(計3人)
シンバル 2 + 舞台外に1
タムタム(銅鑼) 2
大太鼓 +舞台外に1
小太鼓 1以上の複数
グロッケンシュピール
鐘(音程の定まらないもの3種)
ルーテ(むち)

ハープ 2台
オルガン

ソプラノ独唱
アルト独唱
混声合唱


弦五部(16型※)

第1ヴァイオリン 8プルト(16人)
第2ヴァイオリン 7プルト(14人)
ヴィオラ プルト(12人)
チェロ 5プルト(10人)
コントラバス 4プルト(8人)

公開リハーサルではオーケストラだけで練習できる第1楽章から第3楽章までを、ということだったのでしょう。

この曲の演奏にかける意気込みは、出演メンバーや広告文にもあらわれています。
兵庫県立芸術文化センターのホームページより

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阪神・淡路大震災より20年となる今回の定期演奏会。
佐渡監督がずっと演奏の機会を温めていたのが、このマーラーの交響曲第2番「復活」。復活の賛歌が鳴り響く最終楽章のクライマックスは、ホールという空間を超えてまるで宇宙と繋がるような、そんな壮大な気分に浸っていただけることでしょう。佐渡監督の信頼厚い並河寿美と、若手期待の清水華澄の美しい歌声にもご期待ください。

■出演者
指揮・芸術監督 佐渡 裕
ソプラノ 並河 寿美
メゾ・ソプラノ 清水 華澄
合唱指揮 矢澤 定明
合唱 ひょうごプロデュースオペラ合唱団&オープニング記念第9合唱団
管弦楽 兵庫芸術文化センター管弦楽団(通称:PACオーケストラ)
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指揮者の佐渡裕さん、英語と日本語を織り交ぜながら、音楽作りをしていました。

指示する前の演奏も素晴らしいものでしたが、佐渡さんの指示後の演奏がもっとよくなっていて、「なるほど、ああやってアンサンブル(合奏)のクオリティーを高めていくのか」と、佐渡さんの芸術性と指導能力の高さ、指揮者の要求にすぐに応えられるオーケストラのメンバーの演奏技術の高さに感心することしきりでした。

全体的に

○特に拍頭の音をクリアに
○(特に管楽器)表情豊かに espressivo
○どの楽器もきちんと聞こえるように出した上でのアンサンブルを
○何よりも楽譜通りに


といったところでしょうか。

ちなみに。
15:00から始まった公開リハーサルは16:15で終わりましたが、稽古は21:00まであるそうです。

明日、本番の演奏を聴くことになっています。
楽しみです。

おまけ:帰りがけ、神戸の三宮「京甘味 文の助茶屋」そごう神戸店で餅ぜんざいをいただきました。美味しくて天国でした。