35歳年上の夫は師匠でエイリアン!  -6ページ目

35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

【夫】台湾人 × 【妻】日本人

国際結婚? いえ、惑際結婚ですから!

気がつけば2男1女。

あの男を見ていると、とても同じ人類だとは思えない。
漢方薬を水なしで飲めるなんて
一体どんな味覚をしてるんだ、あのおっさんは。

 

 

 

 

ひとつ 

 

 

 

例えるならば

 

わたしは まだ開かれていない本

演奏されていない楽譜

 

 

待っているの  

 

 

あなたが 

私に触れる日を

 

いつものように 

ここで

 

 

あなたが 私の目の前を

通り過ぎるたび こう思う

 

 

 

わたしに

気が付かつかなければいい

 

わたしを

必要としなければいいのにと

 

 

でもいつか 

わたしを求める日が来るでしょう

 

 

それが人だから 

それが心だから

 

時には脆いものだから

 

 

 

 

 

わかってる

 

 

“あなたのために” ということは

わたしのためだということを

 

あなたの笑顔を見ることが

わたしの幸せなのだから

 

 

 

ああ それならば 

 

人はひとり 

人はひとり

 

 

 

だからこそ

人は手を取り合うの

言葉を紡ぐの

 

 

そして 歌を歌うの

 

 

 

 

 

 

 

例えるならば

 

 

わたしは 砂に埋もれている彫刻

上演を待っている映画

 

 

見ているの

 

 

今のあなたが 

幸せなのか

 

いつものように 

ここで

 

 

あなたが わたしの目の前で

立ち止まるたび こう思う

 

わたしは いつでもここにいる

手を差し伸べて待っているのと

 

 

 

またいつか

わたしを探す日が来るでしょう

 

 

 

それが人だから

それが心だから

 

時には儚いものだから

 

 

 

 

わかってる

 

 

あなたとわたしが出会うのは

涙があなたを包むとき

 

あなたの笑顔を見た後も

決してそばを離れない

 

 

 

ああ それならば 

 

人はふたり 

人はふたり

 

 

だからこそ

人は抱きしめ合うの

愛を語るの

 

 

そして 歌を贈るの

 

 

 

 

 

 

あなたがわたしを知ったとき

すべての涙が報われる

 

あなたが再び笑うとき

わたしもそばで微笑むの

 

 

 

ああ それならば 

 

人は強い 

人は強い

 

 

だからこそ

人は立ち上がるの

空を見上げて

 

 

そして 歌を刻むの

 

 

 

 

 

 

わかってる

 

 

“わたしのために”ということは

あなたのためだということを

 

わたしの笑顔を見るたびに

あなたも笑顔に変わるから

 

 

 

ああ それならば 

 

人はひとつ 

人はひとつ

 

 

だからこそ

人は励まし合うの

言葉をつないで

 

 

そして 歌を残すの

 

 

 

 

 

 

 

【注釈】

 

 

この詩の中の “わたし” は、

文化や芸術です。

 

 

何かの作品に触れ、

感動して心を震わせるとき、

 

人は生きる喜びや原動力を

得るのではないでしょうか。

 

あるいは、何かを生むに至る

インスピレーションを。

 

 

 

本や歌、映画や絵画、

彫刻や建造物に手足や口があって、

 

 

「はい、いらっしゃい、いらっしゃい!」

 

 

こう呼び込みをするわけではなく。

 

 

多くの場合、我々人間の方が、

偶然目にした、耳にした、たまたま手に取った、

通りかかった、何となく立ち寄ってみたという形で、

心に必要な糧を日々得ているのだと思います。

 

 

 

飛び上がりたいほど

嬉しいとき。

 

顔を覆って

泣きたくなるとき。

 

愛する人と

心が通ったとき。

 

その人との別れを

経験するとき。

 

 

 

人生のあらゆる場面で、文化や芸術は、

私たちを待っている気がします。

 

 

 

「嬉しいか。そうかそうか。ほれ、こんな歌があるぞ」

「悲しいか。そうかそうか。ほれ、こんな映画があるぞ」

「辛いのか。そうかそうか。ほれ、こんな本があるぞ」

「楽しいか。そうかそうか。ほれ、こんなダンスがあるぞ」

 

 

 

誰かが創った作品に触れ、

その作品に励まされた後、

今度は他の誰かを励ます側になる。

 

 

であれば、

人はひとりではありえない。

 

 

待つということは

忍耐であり、愛。

 

 

どの作品も、必要とする人に、

必要な時に触れられるため、

 

辛抱強く待ってくれている

ような気がします。

 

 

まるで、神様のように。

 

 

であれば、

文化や芸術を生み出す心、

愛する心は、やっぱり。

 

神様からの贈り物だと

思うのです。

 

 

 

 

 

 

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