人即是歴史也。 | 35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

【夫】台湾人 × 【妻】日本人

国際結婚? いえ、惑際結婚ですから!

気がつけば2男1女。

あの男を見ていると、とても同じ人類だとは思えない。
漢方薬を水なしで飲めるなんて
一体どんな味覚をしてるんだ、あのおっさんは。

先日、テレビで『ファミリーヒストリー』の再放送があった。


NHKのドキュメンタリー番組で、著名人の家族を世代を遡って取材。
一家の人々が、どのような人生を辿ったのかを丹念に調べてくれる。



今回は、女優の余貴美子さん。



去年も観たけれど、また観た。
たまたまつけていたテレビだったけど、観ずにはいられなかった。

だって、勝手にものすごく親近感を感じちゃってたから。


この方。
お父さんが台湾人、お母さんが日本人だそうで。
しかも、お父さんが『客家(ハッカ)』だそう。



エイリアンと同じだ!



客家というのは、その昔、中国の中原や華北辺りから国を南下した人々で、
その後、時代と共にたくさんの人々が海を渡り、
色々な地域へ移っていったとのこと。


番組が調べたところによると、余さんのご先祖様は
中国の福建省辺りから台湾に渡ったらしい。



これもエイリアンと同じだ!



結婚したばかりの頃、エイリアンに聞かされたことがある。


『私のご先祖様はね、中国の福建省出身よー。』


だから、エイリアンは北京語、台湾語の他に客家語も話す。






それにしても。

人と人との縁って、つくづく不思議なものだと思う。

一体、何がどういうわけで、台湾とは何の縁もなかった私が
エイリアンと知り合って結婚することになったんだろう?

一体、何がどういうわけで、日本生まれの子供たちは
福建省出身のご先祖を持つことになったんだろう...?





余さんのお父さんの言葉。

『ご先祖様の誰か一人でも欠けていたら、おまえはいなかったんだ』




何十億人も人がいると、つい忘れてしまいがちだけど、
人が一人存在するってことは、実は凄まじい出来事なのね。

数が多いと希少性や価値がなくなるというのは、
本来、人間には当てはまらないと思う。

ただ、その希少性や価値に気がついていないか、
もし気がついていても、その特性を十分に発揮できていないだけなのでは?





いつか私たちの子供たちも、
自分のルーツを知りたくなる日が来るかもしれない。

いや、きっと来ると思う。

人って、そういうものじゃないだろうか。


そう思うと、自分より年上の女優さんに
つい子供たちの未来の姿を重ねてしまい、

おじいちゃん、おばあちゃん、おばさんたちの
波乱万丈だった人生をVTRで辿りながら


『こんなことは知らなかった』


と涙ぐむ彼女から、思わずもらい泣きしてしまった。




エイリアンのファミリーヒストリーは、どんな物語だろう。

誰かに訊けるものなら、ぜひとも訊いてみたい。



きっと、余さん一家に負けず劣らず波乱万丈だったに違いない。

だって、エイリアンのあの地球離れっぷり。

一家の誰かが関係しているはずだ。


ご先祖様は海を渡ったんじゃなくて、空から降ってきたんじゃないだろうな。



その可能性を否定しきれない自分が恐ろしい。





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一青窈と余貴美子が親子役で共演した作品。

物語自体にドラマティックな展開があるわけじゃないんだけど、
何とも言えない味がある映画です。
いつまでも記憶に残ってる、とても好きな作品。



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