切ない人生相談 | 35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

【夫】台湾人 × 【妻】日本人

国際結婚? いえ、惑際結婚ですから!

気がつけば2男1女。

あの男を見ていると、とても同じ人類だとは思えない。
漢方薬を水なしで飲めるなんて
一体どんな味覚をしてるんだ、あのおっさんは。

もうずっと前のこと。

新聞で読んだ人生相談が今でも忘れられない。


相談者は若い奥さん。

同世代の夫と小さい子供が一人。



さて、この若奥さんのお悩みとは...?



それは、旦那さんの帰りが遅いこと。

でも、浮気やギャンブルでもなければ、お酒でもない。



それじゃ...?



そう。仕事だ。


奥さん曰く。

『私が小さい頃、両親は仕事で忙しくて家にいませんでした。
夜中、目を覚ますと両親がいないことに気づき、寂しくてたまらず、
玄関で寝ながら両親を待っていたこともありました。』



我が子にそんな思いはさせたくない。
だから、夫にも家族と過ごす時間を大切にしてもらいたい。


旦那さん曰く。

『俺が小さい頃、両親は貧乏で欲しいものが買ってもらえなかった。
友達の持ってるゲームが羨ましくても、ただ見てるだけだった。』



我が子にそんな思いはさせたくない。
だから、一生懸命働いて稼いで、子供に不自由な思いはさせたくない。




私は、何だかとても切なくなってしまった。



だって、どちらの言い分もよくわかる。
我が子の幸せを思う気持ちは二人とも同じなのだ。



私が育った家庭は、奥さんの方に近いものだった。

両親は商売をしていて、一年中忙しく、寂しい思いもたくさんした。

だから子供を持った私は、子供と一緒にいる時間を
大きく削って働くことに抵抗がある。




でも。

大きくなるにつれ、
子供はお金がかかるようになる。

誕生日に欲しがるプレゼントだって
高額になっていく。



でもでも同時に。

授業参観には出たい。
たまには一緒にクレヨンしんちゃんのDVDも観たい。





あるTV番組で観た、3人の子持ちのシングルファザー。

腕のいい美容師さんで稼ぎも良かったが、
土日は子供たちと一緒に過ごしたいという理由で辞めて、
呉服の営業マンへと転職したという。


他のTV番組で観た、中2の男の子を持つシングルファザー。

子供が学校生活にうまく馴染めない。
子供に色々と訊いてみると、こう答えた。

『聞いてほしいことがあっても、お父さんが僕のことを気にかけてくれない』

今度はお父さんに訊いてみた。

『転職したばかりで仕事が忙しく、息子を気遣う余裕がなかった』


お父さんも息子さんも、きっと毎日精一杯。


こんなとき、どうしたらいいんだろう。
もし私が相談される側だったら、何て答えるだろう。


きっと、人生相談の奥さんの話は、数多くの家庭で共通の悩みなのだ。
そして解決方法も、きっと家庭の数だけあるんだろう。



子供たちと過ごすこと、仕事をすること、そしてお金。
この3つを考えるとき、私の脳裏には様々なことがよぎる。



以前読んだ新聞の読者投稿欄。

『私の家は借家でした。私の両親は持ち家を買う代わりに、
私を色々なところに連れて行ってくれました。家族で海外旅行にも行きました。
私はそんな両親にとても感謝しています。』



これまた新聞の人生相談からの一文。

『私はずっと看護師として懸命に働いてきました。
そして子供のためにと思い、家も買いました。
でも先日、子供に “私はずっと寂しかった” と言われショックでした。』



例えば、一生懸命働いて買った大きな車。
でも、仕事が忙しくて、家族でその車に乗って出かける時間がないとしたら...?

例えば、一生懸命働いて買った大きな家。
でも、子供たちが風邪で寝込んだ時、誰も一緒にいてあげられないとしたら...?
家が毛布をかけてくれるわけでも、お粥を作ってくれるわけでもない。


かと言って、家族で旅行に行きたければ、お金も車も必要ね。


毎日の生活にだって、お金は必要。

スーパーに行けば、お菓子をねだられる。
デパートに行けば、おもちゃをねだられる。
誕生日もクリスマスも毎年やって来る。

学費も給食費もタダじゃない。





さあ、私よ、どうする...?






今の私はこう考えている。

少なくても、子供たちが大きくなるまでは
ある程度、時間や場所の融通が利く仕事をする。

しかも、自分がやってて楽しい仕事。
子供たちに、そんな自分の姿を見せられる仕事。


わがまま? ぜいたく?

絶対にそんなことはないはず。

好きな仕事を心から楽しみながら人生を送っている人が
世の中にはたくさんいるじゃない?


あきらめれば、あきらめたようになっちゃうんだと思う。
あきられなければ、あきらめなかったようになるんだとも思う。

せっかくの人生、あきらめてたまるか。





$35歳年上の夫は師匠でエイリアン! ~この男を 『先生』 と呼ぶ生活は、毎日が未知との遭遇である~-バースデーケーキ
今月、誕生日だった長男のバースデーケーキ。
バースデー男本人が製作。

とても美味しかったけど、この後、風邪気味だった長男は寝込んでしまった。
ごめんよ長男... 本当に母ちゃんが悪かった。



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