奇跡を起こしたおばちゃん | 35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

35歳年上の夫は師匠でエイリアン! 

【夫】台湾人 × 【妻】日本人

国際結婚? いえ、惑際結婚ですから!

気がつけば2男1女。

あの男を見ていると、とても同じ人類だとは思えない。
漢方薬を水なしで飲めるなんて
一体どんな味覚をしてるんだ、あのおっさんは。



もう10年以上も前になる。


テレビで人生相談の
番組を観ていたときのこと。



相談の具体的な内容は
忘れてしまったのだが、

私は相談者のあるエピソードに
度肝を抜かれた。




還暦を過ぎていた相談者の女性は、
何か仕事をしたいと考えていた。


かといって。

普通なら退職後にあたる年齢の
彼女が仕事を見つけるのは難しかった。




ある日。

彼女は「テレフォンレディ」という
職業があることを知った。



電話で男の人と
話をするという職業だ。



果敢にも、彼女は
電話で問い合わせた。


自分の年齢も正直に話した。


担当者と話した結果、電話だから
年齢はバレないだろうし、






「やってみたいんなら、どうぞ。」






ということになったらしい。





さて。
ここからだ。

電話をかけてくる男は、電話越しの
彼女を若いお姉さんだと思って、

思い切り想像力を膨らませて
電話してくる。


その期待に、力一杯
応えなければ仕事にならない。




おばちゃんは、女子高生や若い女性向けの
雑誌を買って勉強を始めた。


若い人が観る
テレビ番組もチェックした。


若い女の子らしい
話し方も練習した。


電話での会話に、おばちゃんチックな
違和感があってはならないのだ。


自分よりも40才以上は
若い世代の流行、話題。



おばちゃんは必死に頑張った。





その結果。何と。





彼女に、また生理が
始まったのだそうだ。





これはすごい!





更年期を経て、還暦を迎えた後に
また戻ってくるなんて...






再び生理が始まった彼女が
生理用品を買いに行ったとき。


ドラッグストアの人に
変な目で見られたそうだが、
そんなことが一体何だろう。 




そんな失礼な奴には、






「このタンポンもいただくわ。」






くらい言ってやるべきだろう。






私がこの話に
心底感動した理由。




それは。

人間には限界なんかないということを
このおばちゃんが教えてくれたから。


限界があるとすれば、
それは自分で作ったものなのだ。


仕事柄、一生懸命に若作りした
おばちゃんの脳は、おばちゃんの体を
脳内年齢に相応しいものに変化させたのだろう。







人間ってすごい!





私は心からそう思った。


人間てのは、あらゆる可能性が
服を着て歩いてる生き物だったのね。



あのおばちゃんは、有名人でもなければ
歴史に名を残すような人でもないのだろうが。




でも、私にとっては、
紛れもなくスーパースターだ。




還暦過ぎてなお、テレフォンレディに
応募するという肝っ玉とバイタリティ。

実際にやってのけるだけの
向上心と探究心。

努力とタフネス。
それに呼応した脳と体。


いやはや。


尊敬せずにはいられない。








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