NY復活のシンボル トライベッカ・フィルム・フェスティバル「イン・ザ・ハイツ」 | ニューヨークとハーレムと音楽のはなし

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NYハーレムの高級住宅街に暮らして22年。「好き」を仕事にした女社長、音楽プロモーター&NYコーディネイターKimikoが綴るニューヨークの話、ハーレムの話、音楽の話、エンタメ、差別問題、映画、ファッションetc.


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2001年、NYを襲った同時多発テロで、
大惨事の映像が世界を驚愕させたNYダウンタウン。



その復活の象徴として、
俳優ロバート・デニーロ等が立ち上がって



翌年2002年から
NYダウンタウンの”トライベッカ”で始めた

「トライベッカ・フィルム・フェスティバル」が、



20回目を迎える今年、

「コロナからの復活の象徴」として、

6月9日〜6月20日に、
2年ぶりに観客を入れて開催されています。
※スケジュールはこちら




昨夜は、そのオープニングナイト!
私も早速行ってきました。



今回の目玉は、

「イン・ザ・ハイツ」のプレミアム上映。


NYマンハッタン、ハーレムのすぐ上にある
ワシントンハイツが舞台で、話題騒然の映画です。



一般公開に先駆けて
NY市内8箇所で同時上映されましたが


特に、
映画の舞台であるワシントンハイツ会場では

監督のリン・マニュエル・ミランダの指揮で
地元の人たちを招待して、


伝統ある荘厳なUnited Palace Theaterに

レッドカーペットならぬ
イエローカーペット”を敷き詰めて
ラテンの最高に楽しいノリで開催されました。



私のハーレムツアーでは
最大のドミニカンエリアであるこの
ワシントンハイツもご案内しています。


そのツアー内でいつも、
「ハミルトン」と「イン・ザ・ハイツ」の話しをしてきました。




今やブロードウェイで最もチケット入手困難と言われている
ミュージカル「ハミルトン」を作って、
自ら演じた
リン・マニュエル・ミランダが


一躍有名になったのが


2008年にブロードウェイミュージカルの最高峰である
トニー賞13部門ノミネート、4部門受賞した
ラテンダンス満載の
ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」。




今回はその映画版で、

地元であるリン・マニュエル・ミランダが、

オーデションも地元にこだわって
ワシントンハイツで
数ブロックにまたがる行列の中、
地元のラティーノを採用したことも見てきました。


撮影中のケータリングも全部、
地元のレストランやお店にお願いしたそうです。


地元にお金と仕事と元気と誇りをもたらす、
地元愛(ジモトアイ)のそんな裏話も大好きでした。


Give Something back to the community.



NYに来た当初は、
毎晩サルサ踊りまくってて
(下に当時の懐かしいリンク一部貼りました)

トニー賞獲る前から大好きだったミュージカル「イン・ザ・ハイツ」


本場ラティーノの、あのキレのある踊りは、
日本人の上手なラテンダンサーとはまた違うんだよなー。

とにかくキレキレで惚れる。
彼らの独特のキザなお洒落も格好いい。


75人がストリートで一斉に踊るシーンは
出演者達も忘れられないらしい。



映画に出てくる場所も
ワシントンハイツをいつも歩いているので
全部わかる。


ドキドキとワクワクで
心臓が締め付けられるほど
楽しい映画でした。



ニューヨークの景色も
生き生きと撮られていて


ニューヨークLOVERには
きっとたまらない映画だと思います。



予告はこちら↓




公開になったばかりの最初の8分映像はこちら↓



ちょうど明日は、

もうひとつのラテンの街
スパニッシュハーレムもすごい盛り上がりです。



今年の夏は、
ラテンブーム、ワシントンハイツブームがやってくる予感!



松尾公子のハーレムウォーキングツアーでは、
「ワシントンハイツ」まで足を伸ばします。

ニューヨークへお越しの際は、是非ご連絡ください↓


※日本公開は7月30日〜




NewYork is Back!
(6/14夜、最新情報追記)
肌の色の濃いアフロ・ラティーノのキャスティングがあまりに少なくてショックだったという感想がSNSで話題になっていて、リン・マニュエル・ミランダが素直に謝罪。




< 関連過去ログ >

NYでサルサ大会 (2006年9月)












エミー賞2020に『The Apollo』ノミネートされました! (2020年8月)






●NYハーレム案内人 松尾公子 Kimiko Matsuo

NYハーレムの黒人コミュニティにどっぷり浸かって19年の音楽プロモーター、ディレクター、NYコーディネイター、日本人ながらハーレム黒人教会ゴスペルクワイヤーのリーダーに任命されている。

Harlem Japanese Gospel Choir主宰(2010年マクドナルドゴスペルフェスト史上日本人初出場で初優勝)、2014年アメリカの黒人コミュニティより、日本人女性初「ウーマン・オブ・エクセレンス&マン・オブ・ビジョン」受賞、米国最大のエンタメ・スーパーボウルの日本人初ゴスペル部門役員、2019年世界初公式ライセンスにてアポロアマチュアナイト日本大会開催など、日本人初を次々切り開くパイオニア。



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