笛吹市N様邸(春日井整骨院)外壁塗装工事 その②シーリング打替え工事 | HarK Works

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外壁塗装工事の流れ

仮設足場組立。高圧洗浄。シーリング打替え工事。塗装工事。足場解体で終了。

高圧洗浄した後、サイディングの目地のシーリング打替え工事を行う。

 

塗装工事の前の重要な作業。このシーリングの劣化が、外壁の劣化・雨漏りに関係してくる部分です。

 

窯業系サイディングの目地は10年くらいで硬化・劣化・破断と経年劣化が始まる。

外壁の目地のゴムのような部分です。

 

ここが劣化して、雨水などが入り、雨漏りを起こしたり、外壁の凍害などを起こす。

シーリング工事は、とても重要な作業。

 

 

外壁塗装工事で、塗料の種類にこだわるお客様はいるけど、シーリング工事の内容を知らない人が多い。

 

 

外壁塗装工事のシーリング打替え工事において、重要視している点。どのタイプのシーリングを使うか?

1成分型か?2成分型か?

 

こんな機械(コーキングミキサー)で基材と硬化剤を混ぜて材料を作り、これを専用のカートリッジに入れて使う。

これを2成分型のシーリングと言います。

 

当社で使用しているのはサンスターのペンギンシール。低モジュラスタイプ。ノンブリードです。

ブリードとは、可塑剤などの配合成分が表面ににじみ出ることをいいます。ブリード物は、上に塗装した場合に、塗膜を溶かしたり、シワを発生させたり、べたつきで汚れを生じさせます。
ノンブリード(NB)はブリード物を析出させないタイプで、塗装を前提にした施工に適しています。
ホームセンターに売っている変性シーリング。ノンブリードタイプでは無いものが多いのでご注意を!

ちなみにサンスターというメーカーは歯磨き粉などで有名なサンスターです。

1本のカートリッジになってるのを1成分型。このままコーキングガンにセットして使うタイプ。

 

ちなみに1成分型の方が高いです。ゴミも多く出ます。

ほとんどのハウスメーカーも、1成分型を使用しています。その理由は・・・

 

2成分型だと、まれに硬化不良をおこしたり、空気が入ってしまい、シーリング打替え工事の失敗になるから。

このような穴が開いてしますのが攪拌不良によるもの。

2成分型のシーリングは攪拌不良や、硬化不良などを起こすことがあるリスクがある為に、施工に厳しい会社では、1成分型のシーリングを使うのです。

 

もう一つ注意する点。施工方法の違い。

シーリング工事と言っても、既存の古いシーリングを完全撤去して打替えなのか?増し打ちなのか?

これによって、その後の耐久性に大きな違いが出ます

どちらが長持ちするか?わかりますよね??

 

なぜ?増し打ちするのか?増し打ちのメリットは??

既存シーリングの撤去しないから施工時間が早い。撤去しないからゴミが少ない。

シーリング材料も薄く打っているから、材料が少なく済む。つまり安く工事が出来るからです!

誰でも、安い金額で工事して欲しいと望みますよね?
安い理由は、材料の違い・施工方法の違いが価格の違いなんです!
 
酷いところだと、塗装の塗り替えだけで、シーリング工事していない!なんてのもあります。
 

プロが施工していれば、当たり前ですが、サイディング工事のシーリング工事は3面接着禁止です。

上記の図のように、2面接着でないと、目地の動きに弱いからです。シーリング工事って、簡単に見えそうですが、使う材料にも用途が

多数あり、施工方法も違いがあるのです。

ホームセンターに安く大量に売られているから、自分でも出来る!と間違った材料を使い、間違った施工をすると、さらに大変になります。

 

前置きが長くなりましたが、現場の様子。

サイディングの目地。壁を傷つけないようにカッターを入れます。

古くなったシーリングを撤去します。

目地底のボンドブレーカーを張ります。(上の図にある)

3面接着を防ぐ為ですね。ここ大事です。

マスキングテープを張り、目地にプライマーを塗ります

シーリングとサイディングが密着しやすいようになる為に塗ります。

目地にシーリングを打ちます。注入しているイメージ?

へらで押さえます。目地にちゃんと入らないと、すぐに切れます。

抑えすぎると、沢山はみでて、壁を汚します。

 

シーリング打ち終わりにマスキングテープを撤去。

これが簡単そうに見えて難しい。仕上がりに差が出るんです。テープ剥がし難しい。

 

サッシ回りも打替えします。

外部コンセント回りの細かい所も打ちます。

 

窓の上の部分のシーリングは、大事です。ここからの雨漏りになります。

 

塗装前のシーリング工事の様子でした。

シーリング工事の大切さがわかってもらえましたか?

 

見てると、簡単に誰でも出来るように見える仕事ですが、とてもテクニックが必要な仕事です。

 

単純に、見積書の金額の違いだけでなく、施工方法の違いや、使っている材料の違いも確認する事をオススメします。