こんばんは。ご覧くださりありがとうございます。
前回の続きです。
私の子ども「はりお」は、自閉スペクトラム症があります。2歳後半から母親の私とABAセラピーをしてきました。
現在、小学校特別支援学級の1年生です。毎日、学校へは登校から下校まで、私が付き添っております。
学校生活においては発達特性の強い子ですので、いろいろと問題が起きます。
そのたびに、担任の先生と連携して、より良い方向へ導けるように日々考えています。
入学してからの4月、5月は、勉強の時間と遊ぶ時間(時間割)の感覚がつかめずに、教室からの脱走、すぐにおもちゃで遊びたがる、課題を拒否する…などありました。
その一つひとつを構造化だったりABA(行動的介入)だったりで対応してきました。
今回は、その中でも「授業中に机におもちゃを並べる。という行動の消去」につきまして記載いたします。
始めは「おもちゃが精神安定になっているみたい。」との判断で、授業中にも、おもちゃを一つ持たせていました。
それがいつのまにか、たくさんのおもちゃを机の上に並べるようになっていきました。
授業が始まっても、とにかく「机におもちゃを並べないと気が済まない。」という「こだわり」になってしまいまして…。
特別支援学級ですので「こだわり」も、ある程度は許されてはいましたが、そのうちに課題を拒否するようになり、挙句の果てには、注意する担任の先生にくってかかるようになりました。
ABAの視点で言うのでしたら、「おもちゃを並べる『こだわり』」は、「要求の実現(おもちゃを並べたい!)」と、授業を受けたくないがための「回避行動」だろう。と私は考えました。
そこで「おもちゃを並べる『こだわり』」を消去する手続きを取るとすれば、ものすごいかんしゃく(消去バースト)が一定期間続くことが予想されました。
消去バーストにつきましては、よろしければこちらをご覧になってください。
とはいえ、このまま「はりお」の自由にさせておくと、もっと酷い状態になると思いました。
担任の先生には「今から、おもちゃを並べる『こだわり』を消去する手続きを取りますので、しばらく課題は出来ないかもしれません。」とお話して許可をいただきました。
私なりの解釈ですが「消去バースト」というのは、「子どもが自由にしていた行動」を「大人が制限をかける」ことにより起こるのだと思っております。
子ども主導だった行動を大人主導に移行するので、子どもは主導権を渡したくなくて、ものすごく抵抗するのだろうと思います。
ここでのポイントは2つです。
①ターゲットは「おもちゃを並べるという『こだわり』の消去」である。
②ゴールは絶対に動かさない。
です。
…なんだか、長くなっちゃったので、次回に続きます。
できるだけ早めにと思っております✨
どうぞ、よろしくお願いいたします。