ご覧くださりありがとうございます。
先日、幼稚園からの帰り道で「おてがみを書くよ。」と言っていたので、何かな?と思っていましたら、
このような可愛いお手紙をくれました。
はりおからの、初めてのお手紙です
ABAでは、問題行動(望ましくない行動)を消去(減少)させたいときには、「問題行動のあとに、得をさせない(行動を強化するものを与えない)」ことが、一つの基本のようなものかと思います。
具体的には「問題行動には反応しない」ということです。
プラス、問題行動以外の適切な行動を強化して、間接的に問題行動を減少させていく方法(他行動分化強化)などをとることもあります。
他行動分化強化のイメージは、例えば物を投げるという問題行動には反応しないけれども、その他の適切な行動・・・、例えば椅子座ってお絵描きをしているとか、そういうときに、たくさんの注目をしてあげて、たくさん褒めてあげます。好きなお遊びをしているなどの適切な行動を強化(増加)することで、結果として問題行動を減少させていく、という考え方です。
問題行動を消去する手続きをとったときの私の子どもの反応は、大きく分けて二つあります。
消去の対象となった行動がなだらかに消失していくか、逆に、一時的に行動を増加させるか、(消去バースト)です。
バーストすることは、そんなにないのですが、ぜんぜんないわけでもなく、といいますか、一昨日にありました。
消去バーストは、私の子どもの場合ですけれども、かんしゃくの最上級みたいなイメージです。
いったん、消去バーストが起こりますと、
子どもが大けがしないように、安全を確保して、子どもの攻撃をかわしていきながら、なおかつ、絶対に要求は叶えない、という、結構、緊張した状態が一定時間、継続します。
でも、ここで少しでも反応してしまうと、最上級のかんしゃくは、おさまっていかないですし、問題行動もなくならないです(何度も経験しました)。
そうなると、子どもがかわいそうですので、やっぱり、毅然とした態度をとることが大事と思っております。
こうして、長時間の使用により日常生活に悪影響が出ていたスマホの使用をやめさせました。
「スマホへのこだわり」はスッと消えたようです。
昨日は「スマホ見る。」と言ってきましたが相手にしませんでしたら、自分からピアノを弾いたり、絵を描いたりと、別なことをしていました。
ABAは「褒めて育てる」部分が注目されがちですけれども(私も普段はそのようにしています)、こういう側面もあるということを、記載いたしました。