肝腎を労り骨・血を養う!ししゃも南蛮漬け[とくにおすすめ/瘀血・気滞]ししゃも(平性)は下処理もいらず、揚げずにグリルで焼いて南蛮液に入れるだけ。玉ねぎ、にんじんはスライスしたり細かく切ったりして甘酢につけたものを常備しておくといろいろなものにちょっと加えて手軽に使えて便利
食べ物の陰陽の性質
漢方や薬膳を知るうえでのポイントは7つ
① 陰と陽
② 五行説
③ 四気(五性)
④ 五味
⑤ 気血水
⑥ 五臓六腑
⑦ 帰経
自分のからだの状態に合う食材を選ぶポイントの
今回は③の四気(五性)を説明します。
からだを温める食べものは、その程度によって
温性
熱性
に分けられます。
からだを温める性質をもっているものが熱で、その程度の軽いものが温。
からだを冷やすものは
涼性
寒性
に分けられます。
からだを冷やす性質のあるものが寒で、その程度の弱いものが涼。
この4つを
四気
といいます。
さらに、温めもしないし冷やしもしないものを
平性
と分類します。
四気に平性を加えた5つのことを
五性
といいます。
それぞれの季節や体質に合わせ、
これらの性質を知った上で調理すると、
体調のバランスを取りやすくなります。
旬の食材を摂ると良いといいますね。
例えば夏だったら
きゅうりやトマトのように
からだを潤し熱を下げる働きがあります。
旬の食材には
その季節に合った性質があるからです。
「温性」の主な食材
モチ米、牛肉、羊肉、イワシ、アジ、ウナギ、エビ、長芋、カボチャ、玉ネギ、ニンジン、小松菜、杏、ミカン、松の実、クルミ、栗、ニラ、シソ、ショウガ、長ネギ、ニンニク、黒砂糖、酢、味噌、紅茶、珈琲 など
「熱性」の主な食材
ニンニク(生)、羊肉、酒類、サンショウ、コショウ、唐辛子(五味の「辛味」が多い) など
「涼性」の主な食材
豚肉、マグロ、豆腐、ソバ、春雨、緑豆、ホウレン草、春菊、セロリ、キュウリ、ナス、ダイコン、マッシュルーム、マイタケ、ビワ、ナシ、麦茶、緑茶 など
「寒性」の主な食材
カニ、アサリ、牡蠣(微寒)、昆布、海苔、ゴーヤ、冬瓜(微寒)、タケノコ、ゴボウ、レンコン、トマト(微寒)、ハモ、ハマグリ、柿、バナナ、メロン、スイカ、寒天、塩 など
「平性」の主な食材
大豆(納豆)、卵、鶏肉、サケ、サバ、サンマ、イカ、タコ、キャベツ、サツマイモ、ジャガイモ、山芋、ブロッコリー、ニンジン、シイタケ、キクラゲ、サヤエンドウ、リンゴ、ブドウ、黒豆、黒ゴマ、牛乳、ハチミツ(平、温) など
食材の7割は平性
冷え症や寒い季節は
熱性・温性・平性食材を意識してとり、
寒性・涼性食材をとりすぎない
ほてりやのぼせのある人や暑い季節は
寒性・涼性・平性食材を意識して
熱性・温性食材をとりすぎない
では
顔は火照るのに足は冷える人は?
→全体を平性にするように食べる
偏りすぎは体調不良につながります。
基本は平性の食べ物を中心に、
涼性寒性と温性熱性
それぞれをバランスよく摂ることが良いようですね。
次回は「五味」を説明します。
読んでいただきありがとうございます