リアウ大学の4年生はただいま教育実習中です。

リアウ州で日本語を履修している高校にだいたい2~3名の学生が教育実習生として勉強させてもらっています。

期間はなんと半年間!!

その間、現地教師によるフィードバックも何もなし。。。

インドネシアの高校では日本語教員が不足している状態なので、

単に必要人員として扱われているような気がしますが・・・・(ノДT)



今日は一人の学生から依頼を受けて、

彼女の実習校に遊びにいってきました。


はるかのインドネシアンな日々

握手した手をおでこにくっつける挨拶は、目上の人に対する敬意を意味します。

実習が始まってから1週間しか経っていないのに、学生ともすっかり打ち解けていて、

「大学より教育実習のほうが楽しいです~。」と言っていました。

こうして、自分の学生が先生になっていく姿を見るのはなんだか誇らしいです(*^o^*)



問題なのは、正教員よりも実習生の日本語レベルのほうが高いこと。

帰り際、高校の先生から、

「実習生が来たことで自分の日本語の能力不足が明るみになった。恥ずかしい。」

と相談を受けました。



リアウ大学で働く者としては、これも誇らしいことなのですが、

今後の先輩教員と後輩教員の関係を考えると、

正教員の日本語能力の底上げを図る必要があります。

しかし現実的には、やる気がある先生が少ない、という状態。。。うーむ。

だからこそ、意欲がある先生にはできる限り手助けをしたいのです。


はるかのインドネシアンな日々

高校生たちは本当に流暢な英語を話すため、

わたしと彼らの媒介語も英語が中心です。

「日本語を勉強しているんだから日本語で!」と強要するのはやめ、

まずはコミュニケーションが大事、という考え方に切り替えました。


しかし会話の途中で


「(高校の先生に対して)先生、やっぱりぼくたち、はるか先生と日本語でもっと話せるようになりたいよ!」


これ、これ!この気持ちを待っていたのだよニコニコ


悲しいニュースばかりが流れる中で、

久しぶりに心がホカホカしました。



日本語教師ってやっぱりいい仕事じゃ。

それにしても、わたし黒くなりました。もうSPFが何だって感じ!

最近は自炊することが多かったのですが、

同僚の先生に誘われて、久しぶりにパダン料理を食べに行ってきましたドンッ



パダン料理屋の店員さんのほとんどがパダン人。

久し振りにお店に行ったのですが、みんな私のことをよく覚えていてくれて明るく接してくれました。

話の流れで、


「地震の被害はどうだった?家族は無事ですか?」と訊いたら、


「もう家もなくて、弟は今下敷きになってるよ。帰りたいけどこの店の店員はみんなパダン人で、みんな帰ってしまったらお店が成り立たないから、帰る順番を待っているんだ。」



・・・・



インドネシア語でhabis(ハビス)「なくなる」という意味で、

食堂や市場で売り切れのときによく聞く言葉です。

「ナシゴレン ハビス~」みたいな。


rumahnya habis

「家がなくなった」

返す言葉が見つかりませんでした。

「無事ですか。」という質問は、

無事であることを前提としない限り、しないほうがよさそうです。

今日のパダン料理はいつもにまして辛く感じました。

ここスマトラ島リアウ州プカンバルでは、至って普通の1日が終わりそうです。


同僚の先生や学生も皆無事で、建物の倒壊などの情報も入っていません。


ただ、学生のお父さんが入院した、実家の家屋が倒壊した、実家の安否確認がとれていない(停電のせいなのか、本人が連絡できない状況なのか定かではない)、、、等

心穏やかではいられないことには間違いありません。



今日のプカンバルはくもりのち晴れ。気温は30度を軽く越していると思います。

100分間の授業のあとはいつもぐったり。

こちらでは1日に2回、3回とシャワーを浴び、着替えをすることは当たり前です。

パダンは停電・断水の状態が続いているとのこと。

現地の方々のみならず、救助隊の疲労も懸念されます。



パダンには1度プカンバルから陸路で行ったことがありますが、

途中、今までに見たことのないような峠を越えました。

その峠に限らず、道路が整備されていなかった、ことを覚えています。

ここ最近のスマトラの天気が安定していないことから、

スコールと余震による土砂崩れで、陸路が遮断されてしまう恐れもあります。


この件に関しては人ごととは思えません。

ここプカンバルも「森の中にできた街」と言われているくらい、(飛行機以外の)アクセスが難しいです。

災害対策として、常に2L以上の水とお菓子等、すぐに食べられるものを常備しておく必要がありますね。

あとは、いざというときは電話もネットもつながらない。頼れるのは自分と自分の周りにいる人。

そういう意味でも、日頃からのコミュニケーションは大切ですね。


とりあえず、同期が無事だと聞いて安心しました。



はるかのインドネシアンな日々

パダンから1時間半のところにある、ブキティンギで学生と。(2009.6)



はるかのインドネシアンな日々

パダンの町を歩くリアウ大学の学生たち。(2009.6)



被害に遭われた方のご冥福をお祈りいたします。