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          目をとじて

          心をとめて

          くらやみの中で

          ひかるものを

          みる


どうしてもいま、これ以上、頑張れないと思うとき。
いくら考えても、マイナスの感情ばかりが溢れてしまうとき。

そんなときは自分の中に、

ふかくふかく、もぐりこんでしまってもいいと思う。


それは、心を守るため
ほんとうの自分と向き合うために必要な「とまれ」の時間。
(決して閉じこもったり、逃げたりすることじゃない)


立ちどまって、目をとじて、心をとめてみれば、
マイナスの感情は、もうそれ以上は流れ込んでこないし、
「自分の殻」の中では、ほんとうの自分しか見えないから。


こたえはいつも自分の中にあって、

人はくらやみの中ではじめて気づくものがたくさん、ある。


tori

         どこかではない

         ここ

         青い鳥が

         青ではない

         色をして


たとえばいま、手の中にいたとしても。

たとえばきのう、庭の木に止まっていたとしても。


青い鳥はほんとうは、青い色をしていないから、

誰の目にも、とてもわかりにくい。


想像していた色とはちがう、しあわせの色。

世の中には、そういうものたちがたくさんあって。


心を透明にすれば、

心の色めがねを外せば、

それぞれのしあわせの色が、もっとよく見える。



Photo Foujitaさん  Perfumed Garden Annex


ondo


          やがて
          やわらかな
          温度となる
          手にあまる
          この熱さも


Photo:   Naomi Okunaka

p9


         試されているのは

         負けない私で

         いる、つよさ

         負ける私で

         いる、おおらかさ


人生のどんな問題も、どんな人間関係も、

「心のつよさ」だけでは、乗り越えられないものがある。


ほんとうの「つよさ」について考えるとき、

その本質はたぶん、「おおらかさ」なのだと思う。


ときどき、負けない私。

ときどき、負けてもいいと思える私。

うまくバランスがとれていれば、
日々のたいていのことは、ちゃんと乗り越えてゆける。


──おおらかであれたら、心はいつも晴れ。


Photo:   Naomi Okunaka


2


         満ちているもの
         足りないものが
         よくみえる
         こころに、ひとつ

         透明な器があれば


満ちているものは、その幸せがもっとよくみえるように。
心に足りないものは、欠けているものに気づくように。

心にひとつ、透明なよくみえるガラスの器をもっていよう。


──楽しいこと、わくわくすること。

──淋しいこと、やるせないこと。
心のなかには毎日、いろんな思いがたまってゆくけれど、

「よい」気持ちも、「わるい」気持ちも、

その思いに向き合うことが、ほんとうの自分を知ること。


大切なのは、本心から目を逸らさないことだと思う。



Photo:   Four seasons