kanaderu


          奏でながら

          暮らしてゆこう

          かさなる音が

          深くなるよう

          澄みわたるよう


大切なのは、合わせることを楽しむこと。
いっしょに生きるって、音合わせみたいなものだから。


いろんな人がいて、いろんな音があって
音がかさなれば、音楽になる。
音を楽しめたら、もっと楽しい音楽になる。


うまく呼吸があえば、
音がひとつにまとまってゆく感じがちゃんとわかる。


F4


         立ち止まれば
         昨日と今日
         それぞれの
         空の青さが

         わかる人になる


人は心の中にいちまい、自分だけの空をもっている。

それは今日、見上げた空の青と同じかもしれないし、

違うかもしれない。

もちろん、昨日の色と今日の色もぜんぜん違う。


もっとよく見つめるために、立ち止まり、

立ち止まって人は、心の奥の自分の空をのぞきこむ。


そしてたとえば、

「昨日と今日の空の青さ」がわかる人になれたなら──。

どんな自分も見失わない“私”になれる。



Photo Foujitaさん  Perfumed Garden Annex


3


          まなざしの

          交わるところ

          確かめなくても

          信じていい

          ものがある


たとえば、伝えるための言葉はたくさんあるけれど。

言葉にしなくても伝わるもの、

言葉で確かめなくても、わかりあえる瞬間がある。


それは、気持ちを伝える方法はひとつではなくて、

信じるってことは理屈ではないということ。


まなざしの交わるところには、いつも

二人にしかわかり得ないものたちが、ひっそりと、

静かに流れている。


──まっすぐなまなざしに出会えたら、心はいつも晴れ。


Photo:   Naomi Okunaka




      大人はいいな
      こどもは思う

      こどもは楽しそうだな
      大人は思う

      犬はのんきでいいな
      にんげんは思う

      だけど ほんとうは
      わたしは わたしでいいな
      と 思えたら
      いちばん いいな


hana


          進めないとき
          進まない
          と 決める
          わたしが
          そう決める


人はいつもいつも、前向きに生きられるわけじゃない。


どうしても今、前に進めないと思うとき。
これ以上は、頑張れそうにないと思うとき。
そんなときは、無理に進まなくてもいいと思う。


だけど、「進めない」と思うと、心は後ろを向いてしまうから。
そういうときは、自分の意志で「進まない」ことにする。


進まない理由を、誰かのせいや何かのせいにすることと、
自分で決めて納得することは、ぜんぜんちがう。


自分で決めたことなら、いさぎよく立ち止まってもいいし、
自分で決めたことなら、次の一歩もまた踏み出せる。


大切なのは、「わたしが決める」ということ。


──自分で決めたことなら、心はいつも晴れ。


Photo:   Naomi Okunaka