フランスのLedger社が使っているGlobal-e(決済業者)から個人情報が流出したとの報告がXでありました。
Ledgerの購入者の個人情報は過去にもありましたが、今回は決済会社からの情報流出とのこと。
今回の流出元は、Ledger公式サイトの決済を代行している「Global-e」という業者です。公式サイトで購入したユーザーの氏名、住所、メールアドレスなどが流出した可能性があるとのことで、「またか…」と落胆した方も多いのではないでしょうか。
Global-e(決済業者)は過去にクレジットカード払いの不正利用も報告されており、セキュリティが心配されていたところでした。
弊社からのお詫び
これまで弊社(株式会社ブレイブブライト)のブログやSNS、サポートを通じ、安全な資産管理のためにLedger公式サイトからの購入を推奨し、リンクを紹介したこともありました。
「公式サイトだから安全である」と信じて購入された皆様に対し、このような事態を招いたLedger社の不手際について、私たちも非常に心苦しく、大変申し訳ない気持ちです。デバイス自体の安全性は保たれているとはいえ、個人情報が流出することの不安は計り知れません。フランスのLedger公式サイトからご購入された方には改めてお詫び申し上げます。
※弊社からサポート時に直接購入された方の情報は一切問題ございません。
自分の個人情報が漏れているか?確認する方法
「いつ買った人が対象なの?」 現時点では、具体的な期間(例:〇年〇月〜〇月購入分など)は発表されていません。 公式発表では「対象者には順次メールを送っている」とのことですので、まずは no-reply@global-e.com からのメールが届いていないか、迷惑メールフォルダを含めてチェックしてください。メール通知日: 2026年1月5日以降。
1. 今回の流出と「繰り返される過去」
今回の流出では、Global-e社を通じて購入したユーザーの氏名、連絡先(メールアドレス、電話番号)、配送先住所などが標的となりました。実は、Ledger社に関連する流出は今回が初めてではありません。
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2020年: 約27万人の詳細な顧客情報と100万件以上のメールアドレスが流出。
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その後: 流出したリストを元に、偽のハードウェアウォレットを送りつける「物理的なフィッシング詐欺」や、脅迫メールが相次ぎました。
「資産の保管場所(自宅住所)」と「暗号資産を持っているという事実」がセットで流出することは、物理的なリスクにも繋がりかねない深刻な問題です。
2. じゃあどこで買えばいいの?の回答
公式サイトでの直接購入がリスクを伴う現状、今後は「日本のアマゾン(Amazon.co.jp)」内のLedger公式ストアでの購入をお勧めします。「アマゾンは偽物が怖いのでは?」と思われるかもしれませんが、実は日本のAmazonは特殊な仕組みになっています。
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正規ルートの独占: 日本のAmazonにおけるLedger製品は、Ledger社が特定の正規商社を通してのみ販売しています。
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転売ヤーの排除: 他の転売業者や非正規業者が勝手に出品できないようなシステム上の制限がかかっているため、偽物や中古品が紛れ込むリスクは低くなっていると考えられます。※但し完璧とまではいえません。
また偽物ではないか?など心配してもLedger Live(元Ledger Wallet)アプリで正規品チェックがありますので中身が改ざんされている場合は確認できます。※ただし、24単語のスクラッチカードが入っている、初期設定がされているなどの手口にはご注意ください。
ただ、個人情報の流出は大手企業でも軒並み報告件数が増えており、最終的にはAmazonが安全と断言できるか?といえばそうでもないのが現状であり、弊社も正規代理店を辞めており、日本の正規代理店がなくなったことから、ここが絶対に安心とは言い難いところです。
3. プライバシーをさらに高める「コンビニ受け取り」の活用
Amazonで購入する際、もう一つの強力な自衛策が「コンビニ受け取り」です。
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住所を漏らさない: 万が一Amazon側や配送業者からデータが漏れたとしても、配送先をコンビニにしておけば、あなたの「自宅の住所」が特定されることはありません。
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物理的な安全確保: 高額な資産を持つ可能性がある人物として、自宅を特定されないことは、現代の暗号資産ホルダーにとって必須の防衛術です。
日本でも個人情報の流出を元に外国人の強盗が増えている
12月27日に開催したZoomセミナー【暗号資産の保管は今のままで大丈夫?AI時代に増える詐欺から守るウォレット運用術】でもお伝えしましたが、SNSなどの個人情報を元に事前情報を持った詐欺や強盗が増えています。
つい先日も、静岡県でフィリピン国籍の少年ら3人が実行役となった緊縛強盗事件が発生し、約1,000万円の現金が奪われました。こうした事件の背景には、SNSや闇名簿を通じてターゲットを選定する「指示役」の存在があります。
もし「Ledgerの購入リスト(=高額な暗号資産を保有している可能性が高い名簿)」がこうした犯罪グループの手に渡ればどうなるでしょうか?
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「この家には数千万円分のビットコインがあるかもしれない」
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「秘密鍵さえ吐かせれば、一瞬で資金を奪える」
こうした確信を持って、闇バイトの実行役があなたの自宅を狙うリスクが生まれてしまうのです。過去のLedgerの流出事件でも、実際にユーザーへ脅迫メールが届くなどの実害が海外で報告されているので他人事ではないのが現状です。
まとめ:デバイスは安全。守るべきは「自分の情報」
誤解しないでいただきたいのは、Ledgerデバイス内の秘密鍵や資産が盗まれたわけではないということです。デバイス自体のセキュリティには問題がありません。
問題なのは、デバイスの性能ではなく「顧客情報の管理」という、Ledger社のWeb2的なレイヤーの脆弱性です。
今後の自衛策まとめ:
公式サイト直接購入ではなく、日本のAmazonの「公式ストア」を利用する。
配送先は「コンビニ受け取り」を指定し、自宅住所を守る。
届いたメールや不審な郵送物(「交換品です」と称するデバイスなど)には絶対に触れない。
今後はより「プライバシー保護まで含めた安全な管理方法」を発信してまいります。
不安な点がある方は、いつでもお気軽にご相談ください。









