ここしばらくヨロイウォレットに接続していない方はご存じない方も多いと思いますが。
ヨロイウォレットではガバナンスに登録という作業をしなければ、ステーキング報酬が引き出せなくなっています。
引き出しのボタンを推しても、Ledger Nano SやTREZORでの接続でトランザクションが表示されても、「予期せぬエラー」が発生して、ステーキング報酬を取り出せません。
これはカルダノのコミュニティなどに参加をしていない方は、寝耳に水の新しいカルダノのシステムの都合なのですが、カルダノのガバナンス(運営主体)に参加するに参加するか?しないか?といった回答をトランザクションとして送信しないといけません。
これには手数料0.17ADAがかかります。
Ledger Nano SやTREZORにはこういったお知らせは一切ないので、トラブルシューティングにも掲載がない内容です。
本体の接続とトランザクションの送信後に「予期せぬエラー」が発生するので、ハードウェアウォレットをお持ちの方で、報酬を一部引き出して売却しようとする人にとっては、困惑する内容だと思います。
ヨロイウォレットは度々アップデートされて機能も追加、変更があります。
しばらくさわっていないと画面も、ボタンも変わっていることもあります。
カルダノADAのDRep(委任代表者)とは?
カルダノのシステム開発や運営、改善提案に対する賛成・反対の意思表示をする投票をトランザクションで送るシステムです。
DRepには、自身で参加するか、DRepを選んで委任するかの2つの方法があるのですが、カルダノの今後についての情報を常に見ている人でなければ、参加や委任をする判断をするのはむずかしいです。
DRepとして参加するには登録が必要です。またその登録に対しての保証金として500ADAがかかります。
大抵のADAホルダーはただ、ステーキング報酬を取り出したいと思うので、このDRepには参加する必要はないと思います。
もし今後このDRepについて詳しくなったり、誰かに委任を頼まれたりするのであれば、再度トランザクションを送れば参加ができるので、棄権を選ぶことをオススメします。
ADAを取り出すにはまずDRepは棄権のトランザクションを選択
まずはヨロイウォレットを開きます。Ledger Nano SやTREZORなどのハードウェアウォレットは接続した状態にしておきましょう。Ledgerの場合はデバイス本体にCardano ADAアプリが入っていること、ファームウェアが最新バージョンであることを確認して下さい。
Ledgerの場合はCardano ADAアプリを開いておきます。画面に「Cardano is ready」と表示されていれば問題ありません。
そしてウォレットのヨロイDrepに委任するという枠にある「投票を委任する」をクリックします。
するとこちらの画面が表示されます。
ここで棄権。というボタンをクリックするとトランザクションが作成されます。
Ledger Nano S本体にメッセージが表示されますので、画面に従って、ボタンの操作をしてください。
トランザクション手数料が0.17ADAかかりますが、この作業をすれば、ステーキング報酬を引き出せるようになります。
「予期せぬエラー」がでて取り出せないとびっくりしてしまいますよね。
また、ヨロイウォレットはバイロン形式のアドレスは残高が表示されなくなっていますので、ご注意ください。
ヨロイウォレットのサポートはこちらのフォームからお問い合わせください。