博覧強記の徒
プロゴルファー・石川遼を起用した語学教材の宣伝かなんかで、聞き流すだけで英語が話せるようになるということをうたい文句にしているが、基本的にそんなことで別の言語を習得できることはないと思う。語学などは決定的に記憶力と練習量だから単語・基本的言い回し・構文を丸暗記するしかない。もし聞き流しているだけで言語が習得できたのなら、多分、聞き流すだけでなくそれなりの努力も併せてやっているからだろう。
中国語講座に通い始めて何度か授業を受けたら何となく中国語の雰囲気が分かってきた。漢字の音読みで強引に日本語と関連付けられるし、思ったほど難しくないとは思っても、単語がまったく脳みその中に納まってくれない。
丸暗記するしかないと集中するのだが、仕事のことがふと浮かんだりとすぐ集中が途切れる。
『本は読めないものだから心配するな』 菅啓次郎著 左右社という面白い本を読んだ。
著者の圧倒的な読書量とその高質の博識に打ちのめされるけれど、同時に、読んだ筈の本の内容を記憶していないなどと云う記述は、「オレばかりじゃないんだ」とちょっと安心させられる。でも、こう云う人を博覧強記の徒というのだろう。
本を読むのも結局は記憶力がたよりだというのはまったく同感。でも問題はその記憶力というのが何とも不足しているようで歯痒い。
Except South Africa !
やはり南アフリカの露出度が増していると思う。
今日の新聞に、南ア・黒人初代大統領ネネソン・マンデラを映画化した「インビクタス」の全面広告が出ていた。
http://wwws.warnerbros.co.jp/invictus/ または http://invistus.jp/
先週の週間東洋経済・アフリカ特集も、内容はアフリカ特集と云うよりは南アに焦点を合わせた記事が多かった。
アフリカには53の国があるれれど、一般的にはサブサハラと云われる47カ国がブラック・アフリカでその中でも国・地域間の格差は大きく、なかなかひとくくりに出来ない場合が多い。
とりわけ南アは別格で、南ア一カ国で他のアフリカ全部合わせたGDPになることを見ればそれは歴然としている。
1985年頃だったか、ケニア・ナイロビにSarit Centreというショッピングモールができてその後この手のショッピング・モール、ショッピング・センターが各地にできた。そのSarit Centreオープンの際のキャッチ・フレーズが「The biggest Shopping Mall in Africa」だったのだけれど、その後に、ちょっと小声になって「except South Africa.」という断りが付いていた。
サブ・サハラでも南アはむかしから別扱いだった。
ケニアはケニアで、南アを除いたアフリカ諸国の中ではやはり「Developed Country」として見られる。
なんと云っても国連のUNEP本部はナイロビにあるし、ラップトップを抱えてナイロビに降り立てば即座にインターネットに接続できるという環境は、先進国では当たり前でも、アフリカでは稀有なのだ。
ケニア国内でも地域間格差はかなりものだが、ケニアと最底辺国のマラウィ、モザンビークなどを比らべると愕然とする。買ったまままだ読んでない『The Bottom Billion(最貧の10億人)』でPaul Collierの云う通り。
最近よく見聞きするBOPというのは、当初はBottom of Pyramid(ピラミッドの底辺:貧困層)のことだったけれど、Bottomでは身も蓋もないということでBase of Pyramidと言い換えられ、全世界60数億のうち年収3000ドルに満たない40億人を指すらしい。
BOPの中でもスーダン、マラウィ、アフガン、今回地震に見舞われたハイチなどはBOPの更にその底に沈殿したThe Bottom Billionとことになるのだろう。
♪♪♪外は冬の雨まだ止まぬ、、、、
氷雨降る東京の今日の寒さは骨身に沁みる。
暦を見ていたら来週20日からが24節の大寒になるらしいので、18日にケニアへ向けて出国するのは時期としては大正解ということか。
いつも予約などを依頼するナイロビの旅行代理店へ連絡をしてホテル・航空券の手配を依頼しているが、クリスマス・新年の休暇が終わってもナイロビのホテルは結構盛況なようで、Fairview Hotelは満杯、Westlands Jacaranda Hotelもかなり混んでいるとのこと。それにしても、Jacarandaの料金はUS$210/night(Bed & Breakfast)ということで、なんとも驚かされる。
NairobiからThikaへ向かう途中にあるSafari Park Hotelは、韓国釜山に本拠地があるホテル・グループの所有で韓国人スタッフが多く働いているが、ナイロビ市内の日本食レストランのほとんどは、このホテル内にある日本食で働いていてその後退職してナイロビで独立して自分の店を出したというケースが多い。
そのSafari Park Hotelで仕入れを担当役員だった知人が市内でゲスト・ハウスを開業したというので連絡をとったら、なかなかよさそうなので、今回のナイロビでの投宿先は彼のところに決めた。一泊朝食付き60ドル。
ナイロビ発券のビジネスクラスの航空券は、トルコ航空イスタンブール経由東京往復がUS$2,340_とのこだが、これは期間が一ヶ月以内とのことで、1年のオープンだとUS$2,600_ これでもUS$3,900のエミレーツよりは随分安い。
ガルフ・エアーとカタール航空も調べてもらっている。
もう少しで暖かいところへ行けることを楽しみにして、この寒さに耐えるしかない。