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ナイロビで思うこと ( 続 x 5 )

知人の韓国人のゲストハウスだから、当然ほかの宿泊客はほぼ全員韓国人で、挨拶は「アンニャンセヨー」、ご飯を食べる時は「チャルモッケスムニダー」、その他「§Θziσxxшodセよ~」「ΞζФΩθスムニだー」という具合で、ナイロビにいるのに変な感じだ。


ケニア在住の韓国人は約700人とのこと。日本人はバブル末期にはケニアに900人を超える人が住んでいたが、現在はたぶん500人を割っていると思う。

南アはヨハネス、ダーバン、ケープタウンがほとんどで、トヨタがダーバンで組み立てをはじめてからはダーバンの邦人数が増えているらしいけれども、それでも南ア全土の在留邦人は1400程度ちと聞いた。

南アに続いて邦人が多いのはカイロのはずで、ひところは1200人程度だったけれど、いまはどうなのだろう。


西アフリカやその他のアフリカ各国にも邦人は住んでいるけれども、北米・欧州などには比べものにならない数字で、それがアフリカ在住の邦人の状況だと思う。


ここでひとつ注目して欲しいのは、これらの邦人多くは日本で給料の支給を受けているか(政府関係・JICA専門家協力隊・大手商社・メーカーなど)、またはNPO/NGOの様に日本で浄財を募ってアフリカでは使うだけという人たちがほとんどということだ。旅行代理店や宿泊施設を運営する人たちもいるが、こう云った人たちは日本人が顧客だから、現地の通貨で支払いを受け取ったとしても、実際は日本円での勘定と同じことになると思う。

それと、たとえば、トヨタは現地でクルマを売っているが、それはトヨタという組織としての経済活動であって、駐在している日本人は日本で給料をもらっていることに変わりはない。


さて、何が言いたいかと云うと、最近よく見聞きするBOP Businessのことである。

経済産業省のサイト http://www.meti.go.jp/policy/external_economy/cooperation/bop/index.html に詳しい説明があるけれど、このWeb Siteは結局成功事例を調べて報告しているだけで、ではどうすればいいのかという指針は何もない。それでだ、BOP Businessそのものはどういうことかと云うと、つまり、現地通貨で商売をやりそこで収益を上げ、その土地に食い込んだBOPをからめ捕れる経済活動が続けられるような事業を創設することと思うのだが、では、になをどうすればいいのか。そもそも商売のネタをどう創設すればいいのだろうか。

ナイロビで思うこと (続続続続)

10前の2000年・ミレニアムの時だったろうか、音楽家の坂本龍一などがアフリカに貧困撲滅のために、後進国が抱える債務ど帳消しにするべきだと云うような動きがあったと記憶しているが、いったいあれはどこへ行ってしまったのだろう。


債務帳消しという方策は借金返済のために新たに借金をして利子を返済するという借金地獄からの脱出と言うてんでは、確かに目の前の問題を一時的に解決することはできるだろうが、借金体質は残るわけだからまたいつかは同じ状況になる。

ではどうするばいいのか?


「こいつ馬鹿か?」と言われるようなナンセンスを述べてみる。

それは、アフリカに限らず、世界の貧困を撲滅するために、スイスの金融機関を解体するということで、そうするとスイスという国の主要産業を解体する訳だから、つまりは、スイス連邦という国を解体するということを意味する。

ご存じの通り、スイスは公用語として独。仏・伊とチロル地方だったかの一つを加えて4つの言語を認めている。そこで、言語地域に沿って独・仏・伊・墺に分割し、それぞれの国の州としてそれらの国に帰属させる。銀行は没収と云う訳には行かないから徹底的な情報開示をさせ、すべての金の流れでオープンにする。


アフガニスタン・カルザイ政権を支えるため各国から拠出されいている金はどこへ消えて行くのか。また、アルカイーダの戦費はどこから来るのか。アヘンの売り上げはどう浄化されるのか。


先に述べたA大臣、B大臣もそしてZ財務相さらにX氏。あう云う金の流れがあり、底辺10億人(The Bottom Billion)は更に貧しくなって行くしかないのだろうか。


スイスの金融産業を解体しても、同様のことをどこかでやれば結局意味がないというのは承知しているが、ナイロビ空の下、日曜日の午後に、ベランダに椅子を引っ張り出して昼間からタスカ・ビールを飲みながらそんなことを思っている。



ナイロビで思うこと (続続続)

知識人と言うのはこう云う人の人のことを言うのだろと思って人の一人に10年以上前に亡くなった作家の堀田善衛がいる。

彼が亡くなる前に書いていた随筆のなかで、永世中立を国是としているスイス連邦について、「中立国の犯罪」という短い文を書いており、第二次世界大戦時のナチスドイツがアウシュビッツへ送り込んだユダヤ人から財産を没収し、指輪や金の入れ歯まではぎ取りそれを鋳造しなおして金塊にし、それを担保にスイスの銀行から戦争資金を調達し、戦争を続け更に多くのユダヤ人をアウシュピッツ送り込む結果となったと言うことを書いている。


そして、普通は温和な文章をつづる氏が明らかに怒っているのはスイスの銀行なりスイスと云う国の言い分で「我々はドイツ融資をしたが、単にナチスドイツに加担してと云うことではない。なぜならば、我々は連合国側にも融資をしていた」というコメントで、たしかに、あきれるを越して怒りを感じるのは当然だろう。

米国ミュージカル映画でジューリー・アンドリュース主演の「サウンド・オブ・ミュージック」や、「アルプスの少女ハイジ」などと云うものを通じて、皆がなんとなくいいイメージを抱くスイス連邦でけれど、上述の銀行を含めた金融産業は、なんともおどろおどろしていて不気味だ。

もうひとつ、軍需産業というか武器産業というものがスイスの主要産業になっていて、90年代始めのイラクのクェート侵攻では、サダム・フセインのイラク軍は大量のスイス製武器を使用していたという記述もあった。


アフリカの地域紛争などで使われている武器は、AK47という自動小銃に代表される旧ソ連製が多く、東欧姓ブラジル製もあるが、スイス製武器もアフリカに来ているのだろうか。


アフリカと直接関わり合うようになって今年でちょうど30年となり、アフリカのことをいろいろ考えているけれど、アフリカの問題はアフリカだけでは解決できないというのはだれもが言う通りで、ではどうやってとつらつら眺めてみると、本来アフリカにあるべき富がスイスのようなところに流出してしまい、アフリカは豊かになれないように仕組まれてしまっているという見方はどうだろうか。

つかてナチスドイツに関わった永世中立国の金融産業がアフリカの貧困を助長しているという見方は、どうだろうか?