売れる商品は買い手が決める
「売れる商品は売り手ではなく、買い手が決める」という話は真実ではあるけれど、買い手を洗脳して買うように仕向ける手法があるのも真実と思う。
随分とむかし、月見草オイルやココア健康法がブームになっていたころ、ある食材をプロモートするにはどうしたらよいかということで、広告代理店の人に相談したことがある。電博と云われる大手ではなく小さな広告代理店の人で、その人が言うには、ちょっと話題になるようにするにはいろいろなメディアで直接広告を打つことのほかにも、週刊誌に提灯記事を書いてもらったりといろいろ搦め手で仕掛けて行く方法はどうかということ云われ、最低ども3,000万円位あれば何とかなるでしょうと言われた。
そう云うことなのだ。お金を湯水のごとく使えれはブームを作るどころか、額によっては全国民を洗脳できるのだ。
信じられないけれど何千億という税金をつぎ込んでいる食糧自給率向上の大キャンペーンをやっている話が、講談社新書「日本は世界5位の農業生産国」と云うのに書いあり、そのからくりが分かると、米粉倶楽部のキャンペーンや、TBS「となりのマエストロ」で取り上げていた「米粉が救う日本の食」なども、お金の出所は結局、われわれの税金が農水省経由でテレビ局へ流れたのかと勘ぐって見てしまう。
鰯の頭も信心から
5年くらい前に「ニーム(neem)」という木を知ることになった。
インドあたりが原産らしく、アーユルベーダと言われるインド伝承医学の重要な原材料のひとつで、むかしから「村の薬局」とか呼ばれ、木は害虫を寄せ付けず、葉から搾ったオイルは害虫駆除ができ土壌改良もできて、小枝で歯磨きをすれば歯が丈夫になる云々、、。
調べたら「日本ニーム協会」などというのもあり、「ニームとは何か」などと云う本が出版されていたので買って読んでみた。とにかく何にでも効くというもののようで、「本当かいな?」と眉に唾をつけながら読んでみて、もし本当ならアフリカの農業生産に寄与すること間違いなしと、そのときはちょっと興奮した。
定期的なセミナーのようなものもあり、一度だけ参加したが、なんだか皆が陶酔した新興宗教の信者みたいで独特の雰囲気だった。
それでも、取引のあるマラウィの英国系白人の農園マネージャーに早速連絡をして、「ニームという植物を知ってるか」「圃場のまわりに生垣のように植えると害虫が飛来しない」「葉っぱから油を搾ってみたら」などと連絡をしたら、「マラウィにもその木はいっぱいあってかつて試してみたけど全く効き目はなかったね。でも、成長が早いので、現地の人たちは煮炊き用の薪にするので重宝しているみたいだ」というコメントにがっかりした。
信ずる者は救われるというのは承知しているが、胡散臭いものは信じられない。
ミャンマーでも胡麻畑の近くに植えられていて、「やっぱり害虫を寄せ付けないようにする為か」と聞いたら、「ん?」という返事だったので効能を説明してやった。「へぇぇー!」ということで彼らには初耳のようだった。
今日から東京ビックサイトで「健康博」というのが始まった。会場へ行くとカルト「わたしくこれで健康になりました」教教祖みたいな人たちがたくさんいて、ちょっと引いて見ていると楽しい。
明後日にでも覗いてみよう。
アフリカにそろり攻め入る日本企業
Finacial Times日本語訳
3月4日「スーダンでパイプライン計画を狙う日本企業」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2923
3月10日「アフリカにそろり攻め込む日本企業」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2993