アジアの香り
今朝6時すぎに自宅を出て嵐のなかを駅へ向かった。
国際便なのでフライトがキャンセルになることはないと思っていたが、やはり問題なくすべて予定通りに進んで、定刻に成田を発った。
4時間くらいのフライトなのでエコノミークラスでも全く問題なしのはずだったが、隣に座った大柄の爺さんがはみ出してくるので不快だった。
香港は快晴。霞がかかっていて、到着した午後2時過ぎの気温は摂氏25℃。
なんてったって花粉が舞っているということがないので、これだけでも救われる。
前回来たのが2008年の12月だったので、1年3か月ぶりと云うことになる。どこの都市もその街特有の匂いがあるけれど、香港のこの匂いは気に入っているひとつ。
九龍公園と広州行きフェリー・ターミナルに挟まれた定宿に落ち着く。
南アフリカからのお客さんは、ひとりはケープタウンからで、もうひとりはキンバリーの近くから来ているけど、ヨハネスで待ち合わせて12時間のフライトで香港に着いたものだから、さっき電話をしたら、どちらも疲労困憊目一杯で、さっそく今晩は知人と会食の予定だったのを辞退して休養したいと言ってきた。
そしたら、こちらはひとりだけど、乾杯! 乾杯!
花見遊山
明日から香港へ出かける。
南アフリカから白人の農場主と貿易商が香港を訪れるので、彼らをこちらの取引先へ紹介したり、火曜日には日帰りで対岸の広州を訪れたりということをして木曜日に帰国の予定。
今回の訪問の話は昨年から計画されていて、日程も決まっていたけれど航空券の手配は今月に入ってからおもむろに旅行代理店へ連絡した。香港はエコノミークラスの安い往復チケットは4-5万円かと思っていたら、そう云う格安チケットはすでに完売で、一番安いエコノミークラスでもほぼ10万円と言われびっくりした。
お彼岸の連休だし、日本から海外へ出かける人もたくさんいるのだろうと思っていたら、これがなんと、日本の桜の開花に合わせて中国本土・台湾・香港・シンガポールあたりから中国人が日本へ大挙押しかけて来るので、3月末から4月いっぱいはエコノミークラスは中国人で席が埋め尽くされているのだそうだ。2月の春節は寒いこともあり外へは出掛けず家族で過ごし、すこし暖かくなったこの時期に日本へ花見にでも出かけてみようと云うことらしい。
JポップやJナントカは海外でも注目され、特にアジアでは日本で流行ったものは即アジアでの流行になるし、日本人の所作立ち居振る舞いまで興味深く観察されているのは知っていたけれど、花も愛でるのも流行りになるとは、なんとなく変な感じがする。
行き先は広東語だけれど、北京語デビューをしてみよう。
自分の意思を持つということ
高校の世界史の先生で金岡新という方がインターネットで「世界史講義録」というのを公開していて、その秀逸明快な内容は絶対お勧め。
http://www.geocities.jp/timeway/
これがポータルで、第一回の「最初の授業」というページにある「ガウィンの結婚」は是非ご一読を。
「自分の意思を持ち、自分の意思でものごとを決める」といういい話がある。
それで、これは他人とうまくやっていくにはどうしたらいいかというふうにも読める。
山田洋次監督、渥美清主演の映画「男はつらいよ」のなかで、山田洋次は「なぜ勉強をしなければならないのか」とか、「なぜ生きるのか」または、「芸術はお金に換算していいのか」というような結構重たい主題をさらっと扱っていて、満男が寅さんに「なぜ勉強しなければならないのか」と聞くと、寅さんに「オレみてぇに知恵のない者は、人生の岐路で選択を迫られてときに、エィっヤァーって丁半で決めるようなことをするけど、知恵があればちっとはまともな決め方ができんじゃねぇか」というようなことを言わせている。
きのうの続きにになるけれど、いろいろな情報の中から本当は何が正しいのだろうかを見極め、その上で、自分の頭で判断し、自分の意思を持ってものごと決めて行くということは、いい加減に情報が氾濫していて、他人をたぶらかしてやろうというような胡散臭い情報が充満している環境のなかでは、結構むずかしいことだ。
テレビなどで、物知り顔で他人の受け売りをやっていたりする人がいかに多いことか。