香港で聞く南アフリカの今
http://positiveafrica.net/ というメーリングサイトがあって、ここに登録するとアフリカに関わっている人、関わりたいと思っている人などがいろいろな情報を提供している。比較的若い人たちが多いようでもっとアフリカに関わりたい・知りたいという人たちが多い。
先月、映画「インビクタス」が公開されると、「感動した。南アの未来は明るい」というようなコメントで結構盛り上がっていたようだった。
そうやって盛り上がっているところに水を差すようなことはしたくなかったけれど、あの映画は15年前の話であり、現在の南アの状況は、あの時マンデラが思い描いていた南アの将来像とは大きくずれてしまい、マンデラはどんな思いで現在の状況を見ているのかと想像しただけで暗澹たる気持ちになると、以前ここで書いた。
今回の香港訪問は、ケープタウンの南ア・白人と、キンバリー近郊で農場を所有する南ア白人の2二人を香港の取引先に引き合わせたりと云う事をしており、月曜・火曜とべったりフル・アテンドで付き合っていたので、折々南アフリカの現状について話を聞く機会があった。
現在の大統領Zumaは労働組合出身で、昨年5月、黒人2代目大統領のMbekiを引き下ろすようにして3代目大統領に就任した。Mbekiが現役大統領のときに、Zumaは政権政党のANCの総裁になった訳だが、党総裁選挙のときに一般労働者に収入増・社会福祉向上など甘言で支持を集めて総裁になって、その勢いでMbekiを追い落としたまでよかったが、現実の問題としてそれらの公約はすべて空約束になっていて、彼を支持した一般大衆の不満がいつ爆発してもおかしくないレベルにまで達している。
今回聞いた話では、そう云った不満をいだいた一般大衆が、現在、南アのどこかで毎日のように小規模な暴動を起こしており、一歩間違うと暴動は国内全土に広がるような危険もあるけれども、それを抑えているのが「W杯だけは何としても成功させよう」という、これも南ア全国民の一致した思いだと云うことで、その感情はよく理解できる。
そのような状況で、W杯が終わる7月までは緊張した状況が続くだろうが、そのあとは野党連合が動き出してZumaに辞任要求を出すだろうという見方のようだ。もしかしたらマンデラ自身がZumaに引導を渡す状況もあるだろうということも言っていた。
南ア白人も希望を持って支持していたマンデラの思いが次第に劣化し、南アは普通のアフリカの国になりつつあるようだ。
香港で気づいたこと
香港は相変わらず元気がいい。
1年3ヶ月ぶりに来て気づいたこと。
☆ コンビニやキヨスクに並んでいる日本製の菓子類、いろいろな飲料の種類が以前より随分増えた。
日本の菓子市場は、少子高齢化で縮む一方だから、日本のメーカー積極的にアジアへ市場を広げているのだろうか?
☆ 食材が豊富になっている。
海鮮中華のレストランの生け簀の海老・カニ・魚の種類が以前よりずっと種類が増えている。
特定のレストランではなく、生け簀を据え付けているレストランが随分増えて、そして、そこに準備している魚介類の種類が増えていて、たとえば、海老なら、伊勢海老・ブラックタイガー・クルマ海老・その他となかなかなものだ。
市場の八百屋・魚屋、街の商店など、品ぞろえの種類が増えている。
☆ 立派なワインセラーを据え付けて、かなりのワインの在庫を置いているレストランが増えた。
香港は、昨年の1月からワインの輸入関税がゼロのなったせいか、レストランでワインを立派なセラーに揃えている店が増えたようだし、若い中国人のグループがワインを何本も空けて盛り上がっているグループなども多く見かけた。
広州・高明へ日帰りで行ってきた。
高速道路・橋・港施設・いろいろな新しい建物、、、。 そこいらじゅう工事現場だらけという様相。元気のない日本がうらめしい。
黄砂に吹かれて
昨日、香港空港に着いたときには、春先の霞がかかっていたのかと思っていたらこれは大陸からの黄砂で、今日はもっとひどいことになっていて、ここ5年で最悪の状態らしい。九龍からビクトリアピークどころか、対岸の香港島の高層ビルの上層階も黄砂の中で見通せない。
台北空港では黄砂でフライトがキャンセルになっているのもあるらしい。
花粉がないと思ったら黄砂か。
So far so good.
ここで勢力的に人に会おうとすると、丈夫な胃袋が欠かせないことを確認する。
明日は日帰りで広州へ。