学校の先生は忙しすぎる！教頭先生から学んだ事＆昨日の記事への現役先生からの感想

こんばんは。原田綾子です。

（私のプロフィールです）

昨日のこの記事に、たくさんの「いいね！」や

シェアをいただき、ありがとうございました。

これを読んで下さった現役の小学校の先生から

メッセージをいただきました。

匿名でのご紹介をご了承くださったので載せますね。

あ、その前に、前にも書いたことがありましたが

私の教員時代のお話を聞いてください！

当時お世話になった教頭先生をT先生とします。

わたしが遅くまで職員室で仕事をしていると

T先生は

「綾子先生、もう帰りなさい」

と、わたしに限らず教員たちに

「早く帰るように」言っていました。

「綾子さん、

学校と自宅の往復だけの教員になってはダメだよ。

世界を広く持ちなさい。

いろんな経験をしなさい。

いろんな世界の人と出逢い、

心を動かし、いろんな世界を観て学ばないとね。

子どもたちに、世界は素晴らしいよと

心から伝えられる人になってね。」

と言って下さった日のことを忘れません。

（でもま、忙しいから難しいのです＾＾；）

そして、その先生は続けます。

「僕はね、帰宅するとメガネも変えるの。

仕事とプライベートを分けているんだ。

ペンケースだって変えるよ。

綾子さんもそのくらい気持ちを切り替えてごらん？」

へぇ～～　

メガネも文房具も変えちゃうんだぁ～ヽ(*'0'*)ﾂ

と、メガネは変えませんでしたが

ペンケースくらいは変えてみようと

やってみた記憶が。笑

で、職員室に残っていると

教頭先生に職員室を追い出され（笑）

当時好きだったバンド（インディーズの）ライブを

退勤後に観に行ったり、

音楽に夢中になったり、

演劇を観たり

教育以外の趣味を持ち楽しんでいました。

違う世界の人たちとも関わり

楽しかったな・・・。

教育書ばかり読んでいた私でしたが

ビジネス書も読むようになり

その頃、潜在意識に興味を持ち勉強も始めました。

（アドラーに出逢ったのは教員退職後です）

教員の方向けの講演に行った時

講演後、たくさんの先生方が話しかけて下さいます。

・勇気づけの講演とても感銘を受けた

・実践していきたい

・もっと学びたい

でも、時間が無いんです。

忙しすぎるんです。

忙しすぎて家族と過ごす時間も少ない。

中学校で部活を担当されている先生が

多忙すぎて夫婦仲が不和になったり

離婚してしまったとの話も聴きます。

忙しくて僕は今日、

この講演に来るのも迷うくらい

精神が疲弊していました。

でも、来てよかった・・・

勇気づけの話が聞けて良かったです・・・

と涙ぐんでいた管理職の先生も

いらっしゃいました。

その先生、職員分、私の著書を購入くださったそうで。涙

（２０１６年　埼玉県教頭会主催のアドラー心理学講演会。）

なんと！昔私と一緒に学年を組んでいた先生が

花束を！！！感動！

海外の学校の先生が

「わたしの勤務する学校の先生は

みなプライベートを大事にしていて

子どもたちが帰ると、先生たちも早く帰るんですよ。

長期休暇も先生もあります。

（日本はありません）

校長先生も職員の心や体の健康をサポートしてくださり

放課後ヨガの先生を呼んでみんなでヨガをしたり

先生がリラックスできる工夫をしてくださいます」

と。

確かに日本の先生方は忙しい。

（一般論です）

わたしが現場に居たのは十数年前ですが

とにかく仕事量が多すぎて大変でした。

子どもたちと過ごすための時間や

授業研究に時間を費やしたくても

細かい事務作業など雑務に追われる・・・

宿題の丸付け、連絡帳の返信、

集金のお金勘定、遠足の下見、

備品整理、校務分掌、○○委員会
学校研究、研修、授業の準備、

保護者対応、

などなど先生の仕事は幅広くあるわけですが

日本の学校の先生たちが

もっと授業研究に時間を費やしたり

子どもたちと触れあう時間が増えたりするのはもちろんですが、
プライベートな時間をもっともてるといいなとおもいます。

心の余裕がないと、イライラしてしまいがちですし

思考もネガティブになりがちです。

体が疲れていると、心も疲れます。

心身一如という言葉があるように

心と体は密接にリンクしています。

いつも子どもたちことを第一に考え

子どもたちのためにがんばっている先生方が

「自己勇気づけ」を知り実践できること、

アドラー心理学を学び

子どもの行動の目的がわかれば

対応の仕方もわかり、

わたしのように、新任教師の時に

どう対応したらいいのかわからず悩んだり、

（帰りの車の中で、よく泣いてた・・・汗）

子どもを賞罰で支配したり、

無駄なエネルギー費やさずに済むと思います。

大学の授業で、初任研で

アドラー心理学の授業が採用される日を夢見ています。

お待たせしました！

昨日の記事について、いただいたメッセージです。

ブログを拝読しました。
小学校教員をしています。

金曜日の首相の表明に、
いっときパニック気味になりましたが、
休校が決まったことで、
救われたと思われることが多々ありました。

まず、

「あぁ、膨大な時数をこなさなくても別にいいのか。」

と知れたことです。

法律違反になるから、とあくせく毎日奮闘してきましたが、
緊急事態に比べれば、
時数なんてあまり意味がないものだな、と
(ちなみに、各教科とも９割以上はすでに終えていましたが)。

そして二つ目。

花粉症やその他の体調不良が起こりやすい３月だったので、
気が楽になったということです。

いつもは、通知表や要録が気になり、
気の休まることはなかったのですが、
休校になって、落ち着いて仕事ができそうです。

三つ目は、
「日本人、こんなに働くことなくね？」ということを
職員室でも公言してきたので、

それこそ僕の潜在意識が
今回のことを引き寄せたのかな、と思えました。

僕は、「一人働き方改革」を実行していて、
仕事にはかなりの軽重をつけてきました。

でも周りの同僚は、真面目に、
全てのことをこなそうとしてしまいます。

「あれでは体を壊すよな。」と常々思っていたので、
今回のことは有難くもありました。

子供たちのことを考えれば、
よいことだったかどうかは分からないけれど、
一つの対応策ではあると思っています。

「あまり働かなくてもなんとかなる」

というのを、今回のことでみんなが分かれば、
もっと穏やかな社会が作れるのではないかと思いました。

どうしても、共感メッセージを送りたかったのです。
長くなり、すみません。
内容に、同感でした。

（東京都　公立小学校現役教員　４０歳男性）