めざせ!恥をかかないビジネスメール -4ページ目

博士号(はくしごう)

日本語「え、そうだったの?」シリーズ

◆博士号

(正)はくしごう
(俗称)はかせごう

学術的な「博士論文」「博士課程」「博士号」は「はくし」と読みます。
例えば、学位とは関係なく●●についてよく知っているなど、一般的に「博士」を読むときは「はかせ」でOKです。

リケジョの小保方さん・・・なんか、「ちょっとすごい女子」的な扱いですが、いやいやいや、Doctor ですよ、博士ですよ。
ノーベル賞(iPS細胞)の山中教授が称賛する人なんですよ。
ものすごく敬意を払ってもいいと思うのですが、日本は扱いが軽いですよね。

そのリケジョの小保方さんが着ていたことから、かっぽう着がブームだとか。
かっぽう着、たしかに便利なんですが、かっぽう着を着ても、Dr Obokata になれるわけじゃない(笑)

ホームページとウェブサイトって違うんですか?

ホームページとウェブサイトって違うんですか? というご質問があったので、シェア。
ホームページとウェブサイト、実は明確な違いがあるんです。

たとえば、1冊の本を思い浮かべてください。

ウェブサイト = 本そのもの
ホームページ = 本の表紙
ウェブページ = 本の1ページ1ページ

こんなイメージですかね。

まず、質問にはありませんが、ウェブページ。
これは、単体のページのことで、ページの1枚1枚を指します。

つぎに、ウェブサイトは、複数枚のウェブページが1つにまとまったもの。
企業サイトや個人サイト、Yahoo!など、一般的にホームページと呼ばれているのがウェブサイトです。

では、ホームページは?
もともとは、ブラウザ(Internet Explorer や Google Chromeなど)を起動したときに開いてくる最初のページのことを言います。
一般的には、起動時に Google や yahoo!などが開いてくるように設定されていることが多いと思いますが、もし、起動時に空白のページが表示されるように設定していれば、これがホームページとなるわけです。

このように、起動時に、Google や yahoo!などのWebサイトのトップページをホームページとして設定する人が多かったため、Webサイトのトップページのことを「ホームページ」と呼ぶようになりました。

じゃ、名刺に書くときはどうすればいいの?
名刺に書いてあるURLにアクセスすれば、ウェブサイトが開いてきますが、それは=サイトのホームページが自動的に開いてくるということなので、どちらでも間違いではないと思います。

厳密に言えば、
ウェブサイト:http://www.covori.com/
ホームページ:http://www.covori.com/index.html(このサイトの最初のファイル)

ということでしょうが、わざわざ</index.html>をつけなくても http://www.covori.com/ だけで通常はトップページが表示されるようになっています。

濡れ手で粟

日本語「え、そうだったの?」シリーズ

◆濡れ手で粟

(正)濡れ手で粟
(誤)濡れ手に泡

濡れた手で粟をつかむと粟粒がたくさんくっついてくるところから、苦労せずに多くの利益をあげることの例えとして使われます。
水の泡とか、あぶく銭という言葉からか、「濡れ手に泡」と勘違いしている人も少なくないようです。
意味からしてもバブリーな感じを連想しますが、この諺ができた頃は、「バブル」という言葉はまだ存在しないと思います(笑)

粟は、細かい粒の穀物で小鳥の餌のイメージが強いですが、昔は重要な食物で米よりも古くから栽培されていたそうです。
今は雑穀米に入っていたりしますね。

しおどき(潮時)

日本語「え、そうだったの?」シリーズ

◆しおどき(潮時)
(正)物事をするのにちょうどよい時、好機
(誤)引き際、やめる頃合い

意外にも『タイミングが良い』ときに使うのが正しい「潮時」。
引き潮をイメージするのか、不調になってきたからやめるという、マイナスイメージで使っている場合が多いですよね。
恋愛の潮時は、押すときであって、引くときじゃないってことです。
相手に、「ここらが潮時かな?」と言われたら・・・意味を間違って覚えていると大変なことになります(笑

見させていただきました

日本語「え、そうだったの?」シリーズ

◆見させていただきました。

すごーくおかしな敬語もどきの表現です(笑)
これは、「拝見しました」ですみますよね。
「見る」には、ちゃんと謙譲語があります。

「させていただく」を厳密に文法で説明すると、けっこうややこしい。
でも、こういう時には、まずは「さ」を抜いてみて!

では、「送る」➡「送らせていただきました」
でしょうか?・・・いやいや、
「お送りしました」でいいでしょ。

これが「送信」となった場合は?
「送信いたしました」でいかがでしょ。

「○○させていただく」っていう妙な敬語、案外使わなくてもすみますよ。