めざせ!恥をかかないビジネスメール -2ページ目

備忘(備忘録)

日本語「え、そうだったの?」シリーズ

◆備忘(備忘録)

日本語「え、そうだったの?」シリーズ
◆備忘(備忘録)
覚え書き、要点を書きとめたメモ、などの意味で使います。
「忘備録」「防備録」は、うろ覚えで発信した誤用がネットの普及により独り歩きし始めたことばで、正しくは「備忘録」

ローマ字

日本語「え、そうだったの?」シリーズ

◆ローマ字

日本語を、アルファベットで表記するときに使われるのがローマ字で、主に「ヘボン式」と「訓令式」が使われています。
道路標識や名前の表記など、とにかく広く世間一般的に使われているのが「ヘボン式」なのに対し、学校教育では「訓令式」が採用されているという矛盾。
これで、日本人のローマ字は、ものすごく厄介なものになってしまっていて残念なんです。

例えば、富士山。
世界的に使われているのが「Mount Fuji」なのに対し、学校で習うのは「Huzi」なんですねぇ。。。
柔道も「Judo」なのに、学校で習った通りに書くと「Zyudo」。
「Zyudo」では、外国人には通じないと思います。

大きな違いは、小さい「や・ゆ・よ」がつく場合。
「Sha/Sya」「Shu/Syu」「Sho/Syo」「Ja/Zya」「Ju/Zyu」「Jo/Zyo」
※前がヘボン式、後ろが訓令式。

実は、辞書を見る限りでは、この中の訓令式の方の綴りで始まる英語の単語はないのです。
つまり、英語圏の人には読めないってこと。

さらに「Jyu」「Jyo」と、ヘボン式と訓令式が入り混じったつづり方も時々見られますが、残念ながらこのつづりで始まる英単語もありません。

日本語独自の規則性の中でローマ字を教えようということなのかもしれませんが、これなら最初から英語で教えた方が良いのではないかと。

ヘボン式:幕末(1867年)、アメリカ人のヘボンさんが、英語に準拠した書き方を考案。
訓令式:1885年、日本式ローマ字が考案され、それを元に1954年、内閣告示第1号として新たに公布し直した。
1989年:ISOでは訓令式が採用されたため、さらにおかしなことになっている。

代議士

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◆代議士

代議士は「衆議院議員」のこと。
国会議員全体を指すことばではなく、衆議院の議員限定で使われます。

戦前、国会は、貴族院と衆議院から成り、衆議院のみ選挙によって議員が選出されていたときの名残です。

<貴族院>
明治23年11月29日~昭和22年5月2日まで存在した。

<代議>
代議とは、 国民の選挙によって選ばれた議員が、国民を代表して政治を議すること。

あみだにかぶる

日本語「え、そうだったの?」シリーズ

引用の動画の説明で間違っているところがありますが、わかりますか?

「お店のピアノですばらしい演奏を披露する少年。あみだにかぶったハットも、ゆきずりの小粋なミュージシャン然としていてステキです。買い物客も思わず足をとめて撮影したり、聞き入ったり」

答えは「ハットをあみだにかぶる」の部分です。
「あみだにかぶる」は、「あみだくじ」でもおなじみの阿弥陀如来に由来します。
編み笠などを仰向け加減にかぶると、笠の内側の骨が放射状に広がっているのが見えます。
それが、「阿弥陀仏の光背のように見えるというところから、帽子の前を上げ、後頭部に大きく傾けたかぶり方の事を「あみだにかぶる」と言います。

動画の男の子の場合は、「目深(まぶか)にかぶったハット」が正しいですね。

http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/music/peabd25c8a4db88f5811e86a1cdaa470a

返戻金、払戻金

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◆返戻金、払戻金

契約解除をした時などに使われる「解約返戻金」「解約払戻金」は、

解約返戻金=かいやくへんれいきん
解約払戻金=かいやくはらいもどしきん

と読みます。
1字違いだけど、音訓がまったく違う読み方。
うーん、難しいですね。