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第二章 【夜の街】 その2

「そう、堀渕で3名」


「堀渕様……お時間は……」


「8時から。今日予約した筈なんすけど」


思ったとおり年末のこの居酒屋は凄い繁盛だ。


名物の串揚げにありつくには絶対に予約が必須。


台帳を険しい顔でめくる店員の顔を見ている俺は予約をボブに頼んだ事を後悔しはじめていた……。


外で待ってるサキとハセプ、寒いだろな。

「あるじゃんココ」


「こちらは森口様となってますが」


「モ・リ・グ・チ。ホ・リ・ブ・チ。」


「ご予約は復唱してご確認頂いておりますので……」


「お兄さん聞き間違えたんでしょ。似てるし」


「しかも8時から4名様となっておりますが……」


「ボブ来れるんだ、それじゃ。4名で良いよ。 呼ぶよ、サキとハセプ呼んでくるよ」


外に出ようとした俺の目の前で扉が開き中年の男が入ってきた。
『予約してんのか? お前』



「いらっしゃいませ! ご予約のお客様ですか?」


「ちょっと早いけど大丈夫? 8時から森口で4名予約してるんだけど」


覚えてろよボブ。


丁度その頃ボブのバカがファッションヘルスの個室にいると知ってたら 俺の憤りはMAXに達していたに違いない。




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