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第四章 【篤誠会の木庭】 その2

いつもと違う目覚めは時に思考を混乱させる。


9時に鳴るはずの目覚ましが4時35分を指して鳴っている……おかしい。


時計の前に座り少し考えこんだ……違う、鳴ってるの携帯だ。


携帯を手に取るとボブからの着信、最悪の目覚めだ。


迷った挙句に文句も言いたいし出る事にした。


「なんだよこんな時間に」


「眠れないんだよ」


携帯の向こうからくぐもった声が聞こえた。


「道連れにすんなよバカ。 それよりお前、予約してなかったろ、サキの食事会」


「……」


「すぐスイマセンだろ? サキに謝っとけよ」


「あの店、予約受けてないんだ、この時期」


「嘘つくなよ。モリグチさん4名で予約してたぞ。 なんで嘘つくかなぁ」


「忘れてました。ごめんなさい」


「遅っ! ちょっと逆ギレしてるし」


「悩みがあるんだよ。 キャパオーバーしてるんだから勘弁してくれよ」


「お前、自分の事ばっかだなぁ。良くないよそういうとこ」


「相談にのってくれよ堀渕さん。頼むよ~」


なんて奴だ。全く反省してないな。


「解ったよ、何の悩みなんだ?」


「そっち行っていい?」


「来んなよ。電話で良いだろ」


「電話代かかるし、行って良い?」


なんなんだろ、この厚かましさ。そらモテんわ。





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