甲斐です。
今回、佐賀市内で保護した猫たち。
高齢者さんが10日くらい前から入院していて
庭で餌やりしていた親子猫3匹が放置状態と聞きました。
相談してきた県外の娘さんに住所を聞いてとりあえずご飯を置き
猫たちの状態を確認しました。
引き取り相談。
基本的には引き取りではなく
まずは不妊手術をしてトイレを作り
近所からの苦情回避の為の管理の仕方のアドバイスになります。
10日くらい食べてないという事になるから心配しましたが…
すぐに食べに来ました。
写真には写ってませんが母猫まで4匹。
と同時に近所の方が走ってきて
『その猫たちに餌やらないでー
』と凄い剣幕でした
』と凄い剣幕でした他の近所の方々も次々に集まり
ちょっとびっくりと同時に相当な迷惑を被られていることが一瞬で理解できました
近所の方々の敷地には
皆さん各々対策をされていました。
10年以上に及ぶ被害。
春になると屋根裏からメス猫が入り込み出産、
子猫が落ちてきて壁を大工さんに壊してもらい子猫を出し。
高齢者さん宅に子猫を持っていっても
知らないと拒否。
そのまま高齢者さん宅の庭で
可哀想に亡くなっているのを目にする状況も多々と。
また次の年も時期になると別の場所で同じことになり大工さんに来てもらい子猫を出し…の繰越し。
近所の方々は嫌な思いもされ
壁の修復などの費用もかかり…。
だけど餌やりさんは相変わらず知らんぷりするから余計に嫌になるはずです。
近所の方々との当初の話し合いで
これ以上増えない為にTNRする事と。
問題の餌やりさんが退院されたら
トイレなど管理してもらうことを伝え。
それまでの餌やり承諾をしてもらいました。
1日1回のご飯を
毎日ちゃんと待っていました。
餌場を離れるとすぐに食べに来ていました。
ですが…
高齢者さんの入退院に伴い県外の娘さんが帰省され
近所の方々にも会われたらしいのですが。
身内の方々を目の前にしたからでしょうか…
近所の方々の気持ちがまたTNRさえも反対の傾向に変わってしまったようでした。
その後、
今度は娘さんも母猫は不妊手術するけど
あとはもう面倒は見ませんと母猫の息子たちを拒否し出し
そうなると…
TNR後は厳しい状況。
体調を崩しがちな高齢の餌やりさんが
管理などもできる気もしませんし。
それで4匹の引き取りを決めました。
母猫だけは不妊手術して県内の別の娘さん宅に引き取られました。
そして母猫の息子兄弟2匹とあと1匹の合計3匹を保護。
最低限、息子2匹の手術費用の一部は娘さんも負担承諾もらい。
兄弟ではない1匹の白キジはエイズキャリアでした。
それ以外は3匹とも健康状態は良好でご飯もちゃんと食べてます。
2週間、餌場にカメラを設置していましたが
保護する猫たちの他にあと3匹写っていました。
1匹は首輪した子。
あと2匹はすぐ裏のお宅でご飯をもらっている2匹。
同じテリトリーでも
近所の方々は
裏の猫たちは手術もしてあり
きちんと庭でトイレ、ご飯、寝床があるから
苦情は言えないと…
裏のお宅で管理されている猫たち。
高齢者さんが入院してあった間に何とか生き延びれていた今回保護した猫たちは
近所のこの子たちが食べたあとに
フードの残りを食べながら何とか凌いでいたようです。
だけど
こちらの裏の餌やりさんも近所の目もあり
遠目で親子たちがご飯の残りを待っていても
ご飯を引くようにしたそうで
なので、あの子たちにはこの地域での居場所がなくなっていました。
今回の裏のお宅のように不妊手術され
トイレ、寝床管理していれば
場合にもよりますが近所からの理解は得られやすいです。
餌やりの高齢者さんのように
知らないと拒否したり
ましてや不妊手術もしておらず毎年迷惑をかけていたら
近所からの反感をかうのも無理はありません。
当たり前ですが
餌やりをするなら不妊手術やトイレ管理など
少しでも回りの理解を得られる為に実施してほしいです。
同じ地域でも
『不妊手術され管理されてる猫たち』と
『不妊手術もしないで餌だけもらってる猫たち』と
猫たちの環境のこの差は
関わっている人でだいぶ変わります
ネコハウス、ケージから出し
だいぶ落ち着いてきました。
私たちには近寄らないし、
全く触れませんが
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ただいま土地購入、造成計画まで進める運びとなりました。
2023年6月から着工予定です。
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TNR一斉手術での実績頭数
《2014年～2022年12月現在4532匹》
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