(以下の文章は、私個人の過去の回想記です。興味のない方はどうぞスルーしてください)
前に書いた記事の続きです。
(この記事は第5話です)
今回は、第2話と第3話でお話した直後の出来事について綴ります。
私の両親と親戚に相対者の写真を披露した直後の話です。
相対者の写真を披露した数日後、父から言われました。
「結婚相手の写真しか見ていない。
どういう人なのか全くわからない。
こんな状態では結婚を許すことなどできないだろう。
一体何を考えているのだ。」 と。
もうその時点では、私ができることはやり切っていたのですが、やはり写真だけでは両親が納得できないのは当然だと私も思いました。
そこで、今度は相対者から私の両親へ電話を掛けてもらい、挨拶してもらうことに決めました。
翌日、電話で相対者に事情を説明し、
「今日の夜にでもすぐに私の実家へ電話してください。
そして挨拶・自己紹介をしてください」
とお願いしました。
「もちろん、私の方からも、あなたのお母様に電話してご挨拶させて頂きます」
とも言いました。
彼は、了承しました。
そして私は父に
「今日か明日くらいに結婚相手から電話するように頼んだから待っていて」
と連絡しました。
私は、その日の夕方、早速彼の自宅に電話し、彼の母と話しました。
電話では、最初に私が軽く自己紹介をしました。
次に、彼の母が私に対して、自分の思いを話しました。
「 私は、統一教会には反対している。
でも、あなたたちの結婚には反対しない。
あなたを嫁として迎え入れる。
ただし、それには条件がある!
条件とは、統一教会を辞めること。」 と。
これに対して、私は言葉を失いました。
それでは本末転倒です。
統一教会を辞めたら、彼と一緒にいる理由が私にはありませんでしたから…。
でも、当時は信仰がありましたし、そのようなことは口が裂けても言えませんでした。
その1週間後、相対者から電話があったかどうかを、父に聞いてみました。
父は
「待っていたが、電話などなかった。
全くなかった…。
信用ならない人物らしい…。」
と言いました。
「早々に結婚相手から電話があるから待っていて欲しい」
という私の嘘に、父は憤慨している様子でした。
父の話を聞いて、私は驚き、早速相対者に連絡しました。
「私の実家に電話をしてもらってないようなのですが、何故してもらえないのですか?
こちらでは電話を待っていたのですよ」
と伝えました。
すると彼は、
「ステラさんの実家のお父さんに挨拶の電話をすることを、自分のアベルに報告したら、アベルが
『それは駄目だ。止めておきなさい』
と言ったので、電話はしていない。」
と言いました。
自分は当然の振る舞いをしたのだ、と訴えてきました。
それを聞いて私は、「?」 マークだらけになりました。
アベルが言ったから、連絡を止めたの?
アベルが言ったから、電話を止めたのはわかるけど、じゃあ、何でそのことを私に連絡しなかったの?
電話すると伝えておきながら電話しなかったら、教会に反対している私の両親がどう思うかという想像力があなたにはなかったの?
電話しないことを早期に連絡してくれれば、こちらでも早めに対処できたでしょ?
氏族復帰について一体どう思ってるの?
私の実家の復帰についてはどうでもいいっていうの?
そのようなことを彼に言ったと思います。
私は、彼は私の実家の父に電話をするのが怖かったのだろうと思いました。
だから、喜んでアベルの言葉に従ったのだと思いました。
そのことは、彼には言いませんでしたが…。
彼は原理でも自分の都合の良いところだけは引用するというタイプの人でした。
この事件から、彼がどういう人物かを私は薄々感じ始めていました。
他人の目から見て…、
この世に揉まれていないであろう教会のアベルの目から見ても…、
大人として、社会人として、
きっと彼は常識的な振る舞いの出来ない人なのだろう
ということに気づき始めました。
彼について思うとき、
いい大人が婚約者の実家へ電話一つもできないのはおかしくないですか?
電話さえできない人が祝福を希望するなど問題外ではありませんか?
ちょっと子供過ぎやしませんか?
という疑問を、私は拭い去ることが出来ませんでした。
◇◇◇ 続く ◇◇◇
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最後までお読み頂き、感謝申し上げます。
まだまだ続く予定です。