オペラ座の怪人をカウンセラーの視点で考察してみました。後編 | アダルトチルドレンを完全に卒業する唯一の方法 父親から愛されなかったあなたへ

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アダルトチルドレン専門カウンセラー大堀亮造のブログ 「父性の問題」「お父さんとの関係」を解決することでアダルトチルドレンが根本改善できることを解説しています。

アダルトチルドレン専門カウンセラー 
父性カウンセリングの専門家 大堀 亮造です。

私の天命は、三人娘の父親としての体験を活かしながら、お父さんに愛されなかったアダルトチルドレンの父親役として人生を応援して自立へと導くことです。お父さん役のできるカウンセラーNO.1を目指しています。

 

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劇団四季の「オペラ座の怪人」の解説記事の後編です。

 

まだ前編を読んでいない人はこちら

 

 

 


 

ネタバレを含むので、ストーリーを知りたくないという人は読まないでくださいね。

 


オペラ座の怪人の行動がエスカレートし、殺人事件まで起きて、クリスティーヌを助けにきた恋人のラウルが怪人に捕えられてしまいます。



すべての不幸を醜い顔のせいにして自分を正当化するオペラ座の怪人に対して、クリスティーヌは諭します。

「あなたは顔が醜いのではなく、心が醜いのよ」と


しかし、オペラ座の怪人は聞く耳を持たず、クリスティーヌに迫ります。

「ラウルを殺されるか、それとも、自分の花嫁になるか、どちらかを選べ」と


そこでクリスティーヌがとった行動が感動的でした。


なんと!オペラ座の怪人に対して口づけをするのです。


クリスティーヌの男女の恋愛を越えた、無条件の愛、母性の愛によって、オペラ座の怪人の凍っていた心が氷解します。


生れてはじめて、「愛される」という体験をしたのです。

そして、それこそが、オペラ座の怪人が無意識的に本当に求めていたものだったのです。

それまで暴走していた50%のインナーチャイルドが癒され、まともな大人の人格に立ち戻ります。


オペラ座の怪人は、ラウルの縄を解き、「ここから立ち去れ」と2人を解放します。


オペラ座の怪人がクリスティーヌへの恋を諦めて二人を解放するシーンはとても感動的でした。

「心から愛するクリスティーヌの本当の幸せを考えたら、自分のような醜い男と地下で暮らすよりは、この青年と一緒に明るい場所で暮らした方がよい」とまともな考えに至ったのでしょう。

オペラ座の怪人の悲しみが舞台上の演者から伝わってきました。多くの観客が泣いていました。


クリスティーヌは、最後にオペラ座の怪人からもらった指輪を返して去っていきます。

指輪は「あなたは私のもの」と相手を束縛する証です。

指輪の返還は「私はもうあなたのものでは無くなりました」ということを意味します。


そして、怪人は一人で椅子に座り、その姿を消します。


仮面だけを残して・・・


仮面は素顔を隠すためのものです。


オペラ座の怪人の仮面で隠された醜い素顔に対して、見ている人の心の中にある醜い部分、シャドー(影)が投影されます。

だからこそ、クリスティーヌが怪人の醜い素顔にとらわれずに、存在そのものを承認するシーンに感動するのです。


オペラ座の怪人が仮面を置いて消えたのは、「もう仮面で顔を隠す必要が無くなった」という意味だと思います。

なぜなら、醜い素顔のままでも、無条件に愛されることを体験できたのですから。


「誰にだって醜い部分はある。どんなダメな自分、醜い自分であっても、無条件に愛されてよいのだ」というメッセージが「オペラ座の怪人」という物語で一番伝えたいことではないでしょうか?


オペラ座の怪人は、醜い男性が好きになった女性から振られてしまう悲しい恋愛物語ではなく、誰からも愛されなかった醜い男性が本当の愛を知って癒される物語、無条件の愛による存在承認によって救われる物語だったのです。


オペラ座の怪人は最後にその存在を消しましたが、人生の目的を果たせたので、もう思い残すことがないぐらい幸せだったのではないかと思います。

醜い顔を持って生まれ、誰からも愛されなかった人生が、最後に最愛のクリスティーヌによって救われたのですから。


無条件の母性愛は、荒んだ男性の心を癒してしまう力があるのです。

スナックやクラブのママさんが仕事で疲れたおじさん達の心を癒しているように。


この物語ではクリスティーヌの母性愛がオペラの怪人の心を救い、最後はラウルと結ばれてハッピーエンドになりましたが、現実にはそうはいきません。

ストーカー事件になってしまうケースの方が多いのではないでしょうか?


超面倒な50%の男性を癒せるほどの大きな母性愛を、普通の若い女性はなかなか持ち合わせてなどいないからです。



ちなみに、ディズニーアニメ「美女と野獣」は醜い男性の恋が実るバージョン。

「ノートルダムの鐘」は顔は醜いけれど、心は優しい男性の恋が実らないバージョン。

「オペラ座の怪人」こそ、顔の醜い男性が恋をするストーリーの原点のような感じがしますね。



怪人=ファントムと言えば F-4 戦闘機を思い出しますが、phantom は幻、幻影、幽霊、お化けという意味です。 

怪人は地下に暮らし、日の目を見ない存在。陰陽の陰の方ですね。

一方、世の中で成功している実業家の貴族ラウルは陽の方です。

陰陽の対比が強烈なストーリーほど、ドラマチックに映るわけです。

クリスティーヌは陰に魅せられて、陰に引き寄せられるが、最後には陽を選ぶ。

「陰極まって陽に至る」というストーリー展開。

 

だからこそ、長年、オペラ座の怪人に多くの人は惹かれるのではないかと思いました。
 

 

 

あなたは次の10項目にいくつ当てはまっていますか?

 

1. 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた

 

2.父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない

 

3.小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた

 

4. 「NO」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう

 

5.どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている

 

6.自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている

 

7.頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか?と思っている

 

8.ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい

 

9.何が異常で、何が普通なのか?自分の意見や基準がないのでわからない

 

10.自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える

 


「あっ!まさに私のことだ!」と思ったのではないでしょうか?


5つ以上当てはまったあなたはアダルトチルドレンの部分を抱えています。 

 


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