三重県の二見興玉神社本殿の
裏に回ると遥拝所があります
こちらから夫婦岩を通して
日の出があがる光景は
とてもキレイだろうなぁ
と想像しながら眺めてると
母が違う方向を向いて
「龍神様がおられる
龍神様が向こうに行かれた」
と言うのです
以前までは
こちらで手を合わせたら
そのまま帰ってたと思うのですが
母がまだ先に龍神様が
いらっしゃると言うので
元気な子供たちに見に行ってもらうと
やはり赤い鳥居があり
お社もあると言うのです
そこでこれは呼ばれていると思った
私たちは皆で歩いて
そちらのお社に向かいました
禊橋を渡り少し歩くと
赤い鳥居が見えてきました
私たちが入ってきた場所とは
反対側になりますが
そちらからも入れるようですね
その入り口に本当に龍宮社がありました
この龍宮社の“龍”の文字も
とても味があります
狛犬ならぬ狛龍もいらっしゃいます
この時は私たちの他に
誰もいらっしゃらなかったので
母は大きな声で龍神祝詞を上げました
私たちはそれを聞きながら
お参りをしました
「こちらには大きな
龍神様がいらっしゃるよ
海を行かれたり
空に昇ったり
大きな龍神様は海を守り
こちらの神様を守っていらっしゃる
参拝者がこちらに来られると
ウワ～っと戻って来られるよ
そして龍神祝詞を上げると
龍神様もとても喜ばれたように感じたよ」
と母は話しました
私たちはこの龍宮社には
初めてのお参りだったので
祝詞をあげて
ご挨拶だけさせていたのですが
母はこちらの龍神様は
滋賀県白髭神社の岩戸神社の龍神様のように
気軽にお話しできる感じではなく
じっと話しを聞いておられたそうです
そしてお参りが終わると
「また上にグワーッと昇って行かれた
何度かお参りさせて頂きご縁を頂くと
もっとお話しできるようになるかもしれない」
と言ったのでした
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