母と私は滋賀県の白髭神社
に向かい
龍神様
がいらっしゃると
言われる境内社の
岩戸神社でお参りをしました
母と私は龍神祝詞を声を出して
奏上し終えると
お社の中から何かを感じた私は
そっと岩戸神社の中を覗いてみました
すると祝詞を奏上する前は真っ暗だった
岩の洞窟の真ん中に
光が見えたのです
お日様の光が入ってきたと思って
後ろを振り返ってみても
お日様からの光は
変わったようにも見えません
不思議に思った私は
「ねぇ、この中
さっきまで真っ暗だったのに光ってる」
と話すと母は
「かえでも中の光が見えてるの？
凄いパワーをお社から感じたけれど
最初は龍神様はいらっしゃらなかったの
でも龍神祝詞を上げたら
ブワーって龍神様がやって来られて
大きい龍神様だったのに
シューって小さくなられて
お社に入られて
今は目の前にいらっしゃる
かえでは龍神様は見えてない？
光だけ？」
「うん、残念ながら光だけ…」
「そう…
この中に光を放たれ
小さくなられた龍神様が
いらっしゃるのよ」
母は言いました
それを聞いた私は
集中してもう一度中を覗いてみると
七色の龍神様を感じたような
気がしたのでした
見たという感覚ではなく
まさしく感じたのです
そこで母に
「こちらの龍神様は何色なのかしら？」
と聞くと母は
「今は白
でも色が目まぐるしく変わっていく
琵琶湖にいた姿を感じた時は
濃いグレーだった
不思議ねぇ」
と言ったのです
「七色の龍神様を感じたんだけど？」
と再度母に聞いてみると
目を閉じた母が
あっ！
と言う顔をして
「こちらの龍神様の色は
『その時々で変化する』
って龍神様が仰っているよ！」
と母が言ったのです
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