情報の蓄積と実践 | 法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

法被衣(はっぴい)の和太鼓な生活

和太鼓その他のあれやこれやを綴ってまいります。

太鼓初心者にどう教えれば伝わりやすいか?をテーマにいろいろ考えて来ました。

 

その結果生まれたのが「応援太鼓337」という曲です。

 

曲名に「ひばり応援太鼓」とありますが正式名は「応援太鼓337」。

これは指導するその地域や団体名を冠して〇〇応援太鼓にします。

その方が親しみが持てるのではないかという事と、「唄詞」に〇〇を織り込んで練習するためです。

たとえばこんな具合。

 

この「唄詞」は口唱歌にストーリー性を持たせて覚えやすくするという記憶術を応用しています。

 

また、「ほい」でジャンプするようにしていますが、これは指導員の研修会で、自分たちのチームの子供たちに笑顔がなく、どうすればよいだろうか、という相談があり、その時に保育園で指導している指導員が「跳べばいいんです」という答えを出してくれた事に由来します。

「跳ぶ」事で身も心も軽くする、緊張感を解くという効果を期待します。

確かに子供たちはうれしいと飛び跳ねて喜びます。

大人たちは飛び跳ねるという行為は忘れてしまっていますが、童心に帰りその忘れた行為をあえてする事で心のタガがはずれるのではないか・・・。大人の仮面をはずしてみる、でしょうか。

 

またこのほいで跳ぶときに隣の太鼓に移る、という動きをする事ができます。

これはワークショップなどで参加人数が多い時、次々と移動しながら太鼓を打つ事で人数を捌くことができます。

この方法は小学校の和太鼓講座を行う時に指導員が実践したものを応用させてもらってます。

 

最近採り入れたのが「音の大小」の基準です。

太鼓体操で最初にじゃんけんのグーパーの動きをしますが、このじゃんけんの手を挙げた時の高さから出す音を基準にします。

大体胸の高さです。

大きい音はその基準より高い位置からバチを振り下ろす、小さい音はその基準より低い手元でバチを振る、というように音の大小を視覚化するという事をやっています。

これは指導テキストを作っている時、指導員仲間が提案した方法です。

上記口唱歌譜では、ドンドコドンカカは標準音、トコトコトコトコは小さい音、うんドゴやドゴうんは大きな音、として演奏・練習します。

 

和太鼓講座の一連の流れとして

太鼓体操→太鼓の基本→応援太鼓の曲、というパッケージ化を考えています。

まずは体操から。