世の中褒められて気分が悪くなる人はいないでしょう。
猿もおだてりゃ木に上る、という諺もあります。
練習に厳しい人がおりまして、練習中にあれこれ改善した方がよい事を並べたてます。
言っている事は確かに正論なんですがなぜか響いてこない・・・。
演奏会の反省会をやる時に「よかったところを言って下さい、私は褒められて成長するたちなので」という人もいます。
まずった点は本人が一番よくわかっている筈だし、反省会でその点を指摘されても、がんばりまっす!と言うしかない・・・。
悪い点を指摘されると気分が落ち込みます。
いい点を褒められると気分がよくなります。
褒める、は一つの評価基準で正しく評価するという事がとても大切に思います。
練習の時に皆の音が揃っていない、音を揃えましょう!と言う人はよくいますが、何で音が揃わないか、揃えるためにはどうすればよいかまで指摘する人はあまりいないように思います。
先の練習に厳しい人はまさにこの類の人で、問題点は指摘するけれど、その改善方法までは言ってくれない。
思うに音が揃わないのはそれぞれ各人のテンポ感が揃っていないから。
絶対音感と言うものがありますが、太鼓に必要なのは絶対テンポ感。
簡単に言うと人間メトロノームになる事。
頭の中でメトロノームの音が鳴るくらいになる事が大事かと。
そのための近道は八分でカウントするのがよいようです。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
と。
実際にメトロノームの音を聴きながら合わせて見るとと~~~っても難しい事がわかります。
こればっかりはしつこく練習するしかないようです。
和太鼓の初心者向けにいつもやっている練習方法、
右手のみでトントントントン、左手のみでコンコンコンコン、
これはあえて片手でやりますがその方が一定のテンポを刻みやすい。
右のみ、左のみで打ったそのテンポをキープして
次に右左でトンコントンコンと打ちます。
右手と左手は別物なので右左すべて均一になるよう注意。
最後に八分で。
これを連続して繰り返す事で絶対テンポ感を養う基礎練習になるかと思います。
トントントントン→コンコンコンコン→トンコントンコン→トコトコトコトコ→トントントントン→繰り返し
その時にメトロノームで音出しをするのがおススメ。