こちらの記事の続きです
今回この読書会で、半年以上。
いや、もっとずーっと前から取りこぼし続けていたものに
やっと気付いたのでした。
去年の１２月にパリ読書会に参加を決めたとき
前の記事にも書いたように、旦那さんから強く反対されました。
「子供がまだ３ヶ月なのに。
今パリに行かないといけない理由が分からない。」
と。
それでも気持ちを変えなかった私に対して、
あるときから普通に話もしてくれなくなった。
同じ空間にいても
目を合わせることも、会話もない状態が続きました。
これまで旦那さんに
ここまで強く何かを反対されたことがなかったし、
怒り（だと当時の私は思っていた）を態度で表されることもなかった。
子供のことが心配なのは分かるし、
生後３ヶ月の子供を置いて１人で旅行に行くことに対して
反対したくなる気持ちも分かる。
だけど、どうして目も合わせてくれないの？？
普通に会話もしてくれないの？？
私のことを拒絶するような態度を取るの？？
私のことを無視する旦那さんのその態度に、
とても悲しくなったし
傷ついていたし
怒りも湧いていました。
そのときの私は
「旦那さんは子供のことは心配してるけど、
私の気持ちはまったく理解しようとしてくれない。」
疑うことなくそう思っていました。
結局、旦那さんのお母さんが子供を見てくれることになり
（たぶん旦那さんにも色々言ってくれたんだと思うんだけど）
出発する頃には相変わらず「賛成」ではなかったものの
一時期の会話もないような状態は終わっていました。
Parisに行くことができて
たくさんの素晴らしい経験をすることができた。
私がいない間、お母さんと一緒に息子を見てくれていた旦那さんには
すごく感謝しています。
だけど、当時のことを思い出すと
悲しい気持ち、傷ついた気持ち、怒り。
そういう気持ちがまだ私の中にあった。
パリに行くことができたのは、旦那さんのおかげ。
もちろんそう思ってはいるんだけど、
それと同時に
「旦那さんは子供のことは心配してるけど、
私の気持ちはまったく理解しようとしてくれない。」
この気持ちも消えずにずっとある感じ。
相変わらず当時のことを思い出すと
悲しい気持ちと怒りが混ざったような気持ちになりました。
だけど、今回の読書会のとき。
その後です。
さきこさんが、
「言われたことを、すぐに怒られた！と取ってしまう人がたくさんいる。
そこにはすごく愛があるかもしれないのに。
もう、そんな風に取りこぼさないでほしい。」
って（いうようなことを）言ってくださったんです。
（すごく、すごく、優しい言い方でした）
その時わたし、ハッと胸を突かれて
涙があふれてしまいました。
そうか、、、！！
わたしは、1度目の Parisで、
自分の設定ゆえ、義父に怒られたように思っていたけど
そもそも
怒られてすらいなかったのかもしれない、、、？！
あの、僕にもちゃんと言わなあかん、は、
言ってくれれば、応援する用意はあったのに、
って、そういう意味も込められてのかもしれない。
怒られたと感じたのは
わたしがその設定を持っていたから。
ただただ、応援してもらえるはずない、理解してもらえるはずない、と義父のことを決めつけていたから。
読書会を終えて、後になるほど、
そのことが胸に去来して、
お義父さんに感謝と、ごめんなさい、という気持ちが大きくなって、何回も滂沱
。
このえみこさんとさきこさんの会話を聞いていて、
初めて。
本当に去年の１２月の出来事から初めて。
もしかしたら彼は、私のことが心配だったのかもしれない。
そう思ったんです。
子供のことが心配だったのはもちろんあると思うけど、
もしかするとそれと同じくらい
出産後数ヶ月しか経っていない「私のこと」も心配してくれていたのかもしれない。
もうパリに行くことを強く決めていて
自分の言葉も届かなくて
彼自身もどうして良いのか分からなかったのかもしれない。
読書会のときは
一体どうしてこれまでその視点が１ミリもなかったのか。
ものすごく驚いて、びっくりして、
そこには何か大切なものがあると思い
それ以上そのことについて考えることをやめた。
（その後の食事、絶対食べられなくなりそうだったし
）
夜になって改めてそのときのことを思い出してみると
浮かんできたのは
羽田行きの飛行機が飛ばなかったときに
すぐに色々調べて「大丈夫だから！」と連絡をくれた旦那さんの姿。
私は
「自分が変わったから、彼も変わった。」
そう思っていたんです。
だけど、このとき初めて
そもそもずーっと、何も変わっていなかったのかもしれない。
そう思った。
１２月のときも、今回のときも。いや、もっと前から。
ずっと変わらず私のことを心配し、応援し、愛情を持って見守っていてくれたのかもしれない。
それを、私が気付いていなかった。
取りこぼしていたんだなぁ。
自分の中で「心配」「応援」「愛情」とはこういうものだと決めて、
「それ以外はいらない！」と【限定】していたから。
気付いたときには本当にショックなのとありがたい気持ちで、
涙が止まらなくなりました。
でも、気付けて良かった。
この読書会に参加できて、良かったです。
「自分が変わったから、彼も変わった。」
私はずっと
「自分を責めることがなくなったら、
彼も私のことを責めることがなくなった。」
簡単に言うと、そんな風に思っていたんです。
だけどもちろんこれもあるかもしれないけど、
もう１つ大切なことに気付いていなかったと思った。
目の前にいるパートナーは必ず同じ。
これは、
どれだけ相手のことを見ているか。
相手の「想い」を感じようとしているか。
この部分が共通しているんだと思った。
「旦那さんは子供のことは心配してるけど、
私の気持ちはまったく理解しようとしてくれない。」
疑うことなくそう思っていたときの私は、
旦那さんの私に対する気持ちは理解しようとしなかったし、
想像しようともしなかった。
その態度の中には「愛情」が含まれている可能性を、考えようともしなかった。
この日、改めて「設定変更」は
外の状況を自分の思い通りに変えることができるツール。
なんかじゃなくて
（最初知ったときは、そう思っていたんだけど・・・）
取りこぼしていた目の前の「愛」に、気付くことができるもの。
だと思った。
だから、本当に世界が変わる。
同じ世界なんだけど、今この瞬間から変わるんです。
本当に世界は愛に溢れているね。
それを自分が感じようとさえすれば。
愛でいっぱいの世界を今すぐに生きることができる。
１２月のParisと今回のParisは、
もしかしたらこのことに気付くためだったのかもしれない。
そんな風に感じるほど、自分の中で大切な出来事となりました
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