不幸を愛するあなたへ
「幸福になれない」症候群より
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
人生の疑問、「悩み」「苦しみ」「問題」が仏法真理を知ることで解決できれば幸いです。
不幸から脱出して、幸福になる方法を、経典『「幸福になれない」症候群』よりご紹介させていただきます。心の傾向性、考え方の傾向性を知り、考え方、生き方を変えることで、あなたの心に、日常の生活に幸福が満ち満ちてくることでしょう。
「幸福になれない」症候群
まえがき
世の中には、自分ではそうとは知らずに不幸を愛している人が大量に存在しています。そうした人たちは、潜在意識で不幸を愛しているために、何かのきっかけさえあれば、急転直下、自分固有の失敗パターンにはまりこんでいくのです。
私は、こうしたパターンを有している人びとを、「幸福になれない」症候群とネーミングしました。不幸から脱するためには、まず自分のパターンに気づくことです。そして初めて、克服が可能となるのです。
そのための手引書として本書は書かれました。
まず知ることからすべてが始まるのです。
本書をきっかけとして、幸福な人びとが大量に出現することを祈ります。
目 次
第一章: 不幸を愛するあなたへ
—無意識のうちに、いつも不幸を選んでしまう人
第二章: 一般的な「幸福になれない」症候群
—だれでも一度は迷い込んでしまう不幸への道
第三章 :女性・家庭の「幸福になれない」症候群
—悩み多き現代女性に贈る、悩まないコツ
第四章 :サラリーマンの「幸福になれない」症候群
—ますます厳しくなるビジネス社会を生き抜くために
第五章 :信仰に関する「幸福になれない」症候群
-信仰の悩みは、仏法真理の知識で解決できる
HAPPY SCIENCE 経典:「幸福になれない」症候群 より
霊界の基本構造観
霊界は悟り(心の境涯)に応じた、多次元の階層に分かれています
3次元:地上界
4次元:精霊界、地獄界
--------------------------------
5次元:善人界(ここからがいわゆる天国)
6次元:光明界(各界の専門家達の世界)
7次元:菩薩界(ここからが天使の世界)
8次元:如来界
9次元:宇宙界
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不幸を愛するあなたへ
—無意識のうちに、いつも不幸を選んでしまう人
目 次
①「 幸福になれない」症候群とは
② ネクラ型発想
③ 不幸からの離陸(テイクオフ)
④ グッドバイ ネクラ人生
① 幸福になれない」症候群とは
私はこれまで、数多くの人のさまざまな悩みに接してきました。その結果、「人びとは『幸福になりたい』と思いつつ、その逆のことをしている場合が多い」ということに気づいたのです。
そうした人びとのことを、私は「幸福になれない」症候群と呼んでみたいと思います。それは、表面的には真剣に幸福を求めているにもかかわらず、実際に思うことや行うことにおいては、結果的に自分が不幸になる方法へと、みずから選択している人びとの姿なのです。
「なぜ、そうしたことが起きるのだろうか」と、つくづく考えてみたのですが、結局、次のようなことに思い至りました。
「多くの人は自分の姿が客観的に分かっていないのではないか。どのような行動をとれば、どのような結果になるのかが、分からずにいるのではないか。その結果、みすみす自分が不幸に陥る選択をしてしまうのではないか。
ほんとうは『幸福になりたい』と思っているにもかかわらず、結果的に人生が悪い方向へ、悪い方向へと行くように選択しつづけているのではないか」
こうした人びとは、まさしく、「幸福になれない」症候群と名づけて間違いのない人びとだろうと思います。
そして、この「幸福になれない」症候群の人が現代のなかにどれぐらいいるかを考えてみると、おそらく、八割から九割の人がこの症候群にかかっているのではないかと思えるのです。
現代人たちは、まるで緩慢な自殺行為を繰り返すかのように、不幸な方向へ、不幸な方向へと、みずから好んで進んでいるように見えます。
そうした人びとのために、私は第一章の表題を「不幸を愛するあなたへ」とつけてみました。私の目から見て、そうした人びとは「不幸を愛している」としか思えないのです。
何ゆえにそれほど不幸にこだわるのか、何ゆえに不幸という名の女神を愛するのか、何ゆえに貧乏神への信仰を続けるのか、私にはまったく分かりません。
そこで私は、ごく簡単な方法で、読者のみなさんに人生の秘訣を披露しようと思います。本書に盛られた数多くの症例のどれかに、あなた自身もきっと当てはまるはずです。そうしたあなたのために、この書物は書かれたのです。
自分の不幸を願っている人など、どこにもいないにもかかわらず、自分の不幸を自ら選んでいく人びとが存在することは事実です。このような人びとは、間違った思いにもとづいて間違った行動を選択しているとしか思えません。
自分を愛しているつもりでいながら、実は自分を痛めつけているのではないか、自分を責めさいなんでいるのではないか、自分を十字架にかけようと一生懸命に努力しているのではないか―私の目にはそう見えるのです。
本書では、一般的な「幸福になれない」症候群をはじめとして、女性・家庭の「幸福になれない」症候群、サラリーマンの「幸福になれない」症候群、信仰に関する「幸福になれない」症候群を取り上げてみました。
それらはすべて、何らかの固定観念にとらわれて、みずからの運命の開拓ができないままに苦しんでいる人びとの姿なのです。
私は本書において、知的な立場から人生の秘訣を説くことに努め、それに成功したと思っています。単なる独断や思い付きではなく、あくまでも知的に、さまざまな経験をまとめ上げ、一定の処方箋をくだしたのです。
そして、一人ひとりに話かける形式をとりました。なぜなら、私の目には、さまざまな問題で苦しんでいる人びとの姿ありありと浮かんでくるからです。そうした人びとに対して、あたかも友達にでも語りかけるように、私は語ってみました。これが本書の成り立ちです。
② ネクラ型発想
以前、「ネクラ」「ネアカ」という言葉が流行ったことがあります。ネクラという言葉は「根が暗い」という意味、ネアカという言葉は「根が明るい」という意味で使われていたようです。
多生、古くなった言葉かもしれませんが、私はこの言葉を使いたいと思います。なぜなら、私には、いわゆるネクラ型の発想をしている人が数多くいるように見えてしかたがないからです。
何ゆえに、物事をそれほどまでに暗く考えていくのでしょうか。まったく不思議なことです。
人生の秘訣の一つは心の操縦法にあります。人間は自分の心を統御することが許されています。しかも自分の心をどのように統御するかについては100%の自由が認められています。
人間は他の人の心を統御することは不可能に近いのですが、自分自身の心を支配することにおいては全権を委ねられているのです。
それにもかかわらず、何ゆえに自分の心を不幸一色に染め上げてしまうのか、私は不思議でしかたがありません。
私は、ほんとうは一人ひとりを呼び止めて、次のように言ってみたいのです。「あなたのその考え方は、自分自身を不幸にする考え方なのですよ」と―。
そう言いたくなる人が、あちらにもこちらにもいます。そうした人は、街角にも、喫茶店にも、ショーウインドーのそばにもいます。また。オフィスにも、駅の待合室にも、電車でつり革につかまっている人たちのなかにも、たくさんいます。
そうした人たちは、自分自身を緩慢な自殺へと追い込むような考え方を、みすみす自分に許しています。そして、自分がさらに暗くなる方向に進んでいるのです。
それは、たとえば他人の言葉の受け止め方ひとつにも表れてきます。他人の言葉を、不幸な方向へ受け止めていく人がいます。他人が何げなく発した言葉を、自分にとって非常に都合の悪いもののように受け止め、何年も苦しむ人がいるのです。
こうした人は心の傾向性が暗い方向を向いているとしか言いようがありません。そのため、あたかもジェットコースターが坂を下るときのように、何も努力をしなくても、自然に下のほうへ向かって走りはじめるのです。
本書では、こうした心の傾向性を持った人びとをいくつかの類型に分け、第二章以下で説明していきます。自分がそのなかに入っていると思った人は、「どうしてそうなのか」と言うことを考えてみてください。
たとえば、「成功したい」と思いながら、いつも他人の成功をうらやみ、やっかんでばかりいる人がいたとします。
その人は、会社の同僚が自分よりも早く出世すると、「あいつはゴマすりがうまかったのだ」と言ってみたり、ある人が商売で利益をあげると、「あれはまぐれだったのだ。協力者がいたからできたのであって、あいつの実力ではない」などと言ってみたりします。
そうしたことを他の人に語りながら、自分にもやがて成功がやってくることを信じて疑わないのです。
しかし、ドクターの立場から見れば、こうして人はまったく間違っていると言わざるをえません。他人の成功をうらやんでいて、自分が成功することは絶対にないのです。
なぜなら、人間は本来、潜在意識に一つの理想像を持っているものですが、その理想像は、肯定しなければ決して現実化してこないからです。
成功者をうらやみ、言葉で明確に否定することは、自分の理想像を破壊することになります。そのため、身の回りにいる要領のよい人や、チャンスに恵まれた人のことを悪く言っていると、自分にはチャンスが回ってこなくなるのです。
あなたが成功者を揶揄すると、周りの人たちはあなたのことを、「あいつはやっかみ深いのだ。嫉妬深いのだ」と思うようになり、あなたには、よい話や成功した話を決してしなくなります。
そして、人びとはあなたを見ると、こそこそと隠れたり、あなたを外して飲みに行ったり、遊びに行ったりしはじめます。あなたは、その理由が分からないので、「なぜか自分はつまはじきにされている。自分は人の輪のなかに入れないでいる」と考えるのです。
こうして堂々めぐりが始まります。あなたは、「不思議だ。なぜ自分が遊びに行くときに誘ってもらえず、つまはじきにあうのだろうか。
自分はこんなに優秀であり、顔立ちだって、そう悪くない。弁舌もさわやかだし、仕事だってよくできるのに、どうして人びとの輪のなきに入れないのだろうか」と悩むのです。
しかし、他人の成功をうらやみ、妬むという傾向が、結局、あなた自身の成功を妨げているわけです。
もう一例をあげると、本書の第五章でも述べていますが、占い師に自分の不幸な人生を予言され、「やはり自分は不幸なのだ」と納得している人がいます。自分の不幸を裏付けてほしくて占い師のところへ行く人が、実際にいるのです。
そうした人は、「自分は、いつごろ、どれだけの不幸にあうのか」ということをあらかじめ確認しておきたくて、ずるずると引かれるように占い師のところへ行きます。
そして、「来年、あなたは大病します」「あなたは五年後に離婚します」「あなたは十年以内に死ぬでしょう」「あなたの子供は決して大学に受からないでしょう」
—このようなことを言われ、二千円も三千円もする見料を置いて帰ってきては、「あらかじめ不幸が分かってよかった。これで、その不幸に何とか耐えていける」と考えるわけです。
しかし、悪い運命の暗示にかかって生きていくことは非常にばかげています。人間は心の使い方によって、どのようにでも運命を克服し、操縦していくことができるのです。
運命というものがまったく存在しないとは私は言いません。ある程度、人生の道筋は決まっているかもしれません。しかし、そのなかを、どのように舵取りをして生きていくかは、各人に委ねられているのです。
自分の運命のかじ取りをせずに、他人の暗い予言などを丸ごと受け入れて生きていくのは、非常に不幸なことです。ここにも、「幸福になれない」症候群の人の姿があります。
また、別の例として、お金を常に使い過ぎてしまう人もいます。「借金だらけで貧乏だ」と言って困っているような人です。
しかし、私はその人に対して簡単な処方箋を出すことができます。それは「入金と出金のつじつまをきちんと合わせない」ということです。貸借対照表の左右を合わせることができればよいのです。
それにもかかわらず、博打を打ったり、大きな賭けに出たりして、破滅の人生を送っていく人がいます。
こうした人びとは、まるで何かに引かれていくように、不幸の崖を転がり落ちていきます。「不幸を愛する」—このような心理的傾向性に対して、私は警鐘を鳴らしておきたいを思います。そうした傾向性を持っていたのでは、いつまでたっても幸福な人生は訪れてこないのです。
③不幸からの離陸(テイクオフ)
それでは、不幸からの離陸を果たすためには、どうすればよいのでしょうか。
その前提として大切なのは、現在の自分の心の傾向性をつかむことです。じぶんがいま、「幸福になれない」症候群という、精神的症候群のなかにあることを、まずしっかりとつかむ必要があります。
そうした症候群にかかっている病人であるにもかかわらず、自分を健康人だと誤解しているからこそ、問題が起きてくるのです。
したがって、自分の心が不幸を引き寄せる傾向性を持っていることを知らなくてはなりません。不幸からの離陸のためには、まず、自分の心の傾向性、不幸を呼び込む傾向性を知ることが大事です。
「なぜ」「何ゆえに」という言葉を発する前に、ありのままの自分、裸の自分を、しっかりと見つめてみることです。そうすると、「こうしたところで自分は不幸を呼び込んでいるのだな」ということに気づいてきます。
本書に上げたいくつかの症例のなかから、自分に似ている人を探してみてください。あなたに似ている人は、おそらく一人や二人ではないはずです。四人も五人もいるでしょう。もしかすると十人ぐらいいるかもしれません。
それほどまでに、「幸福になれない」症候群は、いま蔓延しています。現代社会には、この病に冒された人が数多くいるのです。
不幸からの離陸をなすために、まず、みずからの「不幸になる傾向性」をいち早く察知したならば。次に、傷口をそれ以上広げないための対策を立てる必要があります。
その対策を立てるためには、自分がいま持っている人生観よりも一段高い優れた人生観を学ぶことが大事です。「一段高い優れた人生観を持っているならば、私の不幸感覚、運命の傾向性を、どのように克服していくだろうか」ということを学ばなければなりません。
「優れた人生観によって現在の自分の不幸を分析し、不幸からの離陸を考える」という話をしましたが、優れた人生観を持つことは、卓越した「心の操縦法」を身につけることでもあります。
自分の心を本来の立場、元の位置に戻すための、心の操縦法の研究、探求が大事になります。そのためには、数多くの考え方を学ぶことが必要です。数多くの症例を見て、そこから立ち直るための方法論、処方箋を充分に研究しなくてはならないのです。
したがって、本書にあげられている二十八の症例をよく読み、その処方箋を自分のものとして、生活のなかでしっかり実践していくことが大切です。そうすれば、必ずや不幸からの離陸を経験できるでしょう。
④ グッドバイ ネクラ人生
次に、本書の副題でもある「グッドバイ ネクラ人生」について述べたいと思います。
この言葉は「不幸からの離陸」よりもさらに進んだ境地を指しています。単に不幸という名の大地から車輪が離れて飛行機が飛び立つだけでなく、青空に向かって上昇し、高度1万メートルの上空をすいすい飛んでいるような心境を維持するということです。
そのためには、不幸体験を分析してパターンに分け、そのパターンを認識することが必要です。「このパターンに陥ると、このような不幸な人生が始まっていく」というパターンの研究をするのです。
そうしたパターン認識を事前にしておいて、自分にその兆候が現れてきたならば、「私もこのパターンに入ってきたな」と点検することが大切なのです。
不幸という名の大地から離陸し、青空のなかを飛び続ける飛行機となって、「グッドバイ ネクラ人生」と言えるためには、どのような状態になればよいのでしょうか。
それについて、私は次の四つの場合をあげたいと思います。この四つの状態を維持することができたならば、「ほんとうにネクラ人生にグッドバイした」と言えるでしょう。
第一の状態は、毎朝、起きたときに、「人生は素晴らしい」と言えることです。
ネクラ人生と訣別したかどうかは、その人の朝にかかっています。朝起きたとき、「人生は素晴らしい」と思えるかどうか、自問自答してみてください。
朝起きたとき、「ああ、きょうも、いのちがあってよかった。新しい一日が始まってよかった。きょうは素晴らしい一日になりそうだ」—このように思えるあなたであれば、まさしくネクラ人生にグッドバイして、幸福な道を歩んでいると言えます。
ところが、世の多くの人びとを見てください。朝起きて、「素晴らしい一日が始まる」と予感できる人が、どれだけいるでしょうか。「また、いやな仕事が始まる」「また、妻と顔を併せなければならない」「また、きらいな人と会わなければならない」「きょうも一日が長いだろう」—このようなことばかり考えている人が多いのではないでしょうか。
「グッドバイ ネクラ人生」のための第一歩は、朝起きて、「きょうも素晴らしい一日が始まる」と実感できることなのです。それを実感できるところまで努力してみてください。
第二の状態は、からだ全体に活力がみなぎり、何かをしたくてしかたがないということです。
こうした状態を忘れたまま何十年の生きている人もいるでしょう。人生に無気力で、「何をやってもおもしろくない。すべてが不幸になっていきそうな気がする」というような、怠惰や倦怠感のなかで日常生活を送っていては、決して幸福にはなれません。
幸福とは一種の心象風景であり、心がどのように展開するかによって幸福の現象が生まれます。毎日、体力や気力があふれてくる状態を維持できることが、実は幸福な人生を生きていることそのものなのです。
したがって、そうしたガッツやバイタリティーが出てくるかどうかを、自己点検していただきたいと思います。それは単なるカラ元気ではなく、腹の底からふつふつと湧いてくるような活力やバイタリティーでなければいけません。
しかし、たいていのサラリーマンは、運動不足や睡眠不足、仕事上のトラブルなどによって活力を失っているのが現状です。そこで、「毎日、バリバリやっていける」という実感をどのようにして取り戻すか、考えていただきたいのです。
第三の状態は、他人が素晴らしく見えるということです。
他人が素晴らしく見える人は、その人自身がすでに素晴らしい人なのです。そうした人は幸福な人生を歩んでいると言ってよいでしょう。
「他人のあらや悪いところばかりが見えてしかたがない人で、幸福になれる人はいない」と思って間違いありません。何故なら、そうした人は、悪人の巣のなか、つまり、その人を害そうという思いを持った人びとの群れのなかに生きていることになるからです。
そうした人生観を持っている人には、幸福な人生が開けてくることはありえません。
すなわち、ネクラ人生にグッドバイできたと言えるためには、「他の人びとが素晴らしく見える」ということが必要なのです。他の人びとを見て、「素晴らしい人びとだ」と言えなくてはなりません。
一日のうちで少なくとも一人や二人は、「ほんとうに素晴らしい」と思える人に出会えること、あるいは、他の人のよい思いや行いを素直にほめられる心境になることが大事だと思います。
最後に、第四の状態は何かというと、それは結局、「自分自身のためではなく、より大いなるもののために自分が生きている」と実感できることです。
自分のためだけの人生を生きるのではなく、「自分の生き方が、より多くの人の幸福に役立っている」と実感できるとき、換言すれば、「世の中をユートピアにしていく運動の一翼を自分が担っている」と実感できるとき、その人は幸福だと言えるのです。
「自分に素直に、自分に正直に生きているなかで、世の人びとを喜ばせ、幸福にすることができる」という実感が得られるとき、人間は最高の幸福の状態にあるとも言えるでしょう。
「自分の生き方、自分の生きざまが、他の人びとの幸福のために多少なりとも力になっている」と実感できることが非常に大切なのです。
以上の四つの指針を判断基準として、第二章以降で症例を詳しく学んでいただきたいと思います。
HAPPY SCIENCE 経典:「幸福になれない」症候群 より
仏法真理の基本的考え方
正しき心の探求としての「四正道」
幸福になるための四つの道
正しき心とは、身近な言葉で言えば良心のことです。
その究極が、仏の御心、創造主エル・カンターレの御心です。
正しき心の探求をしていくことが、本当の幸福への道なのです。
「四正道」の四つとは、「愛」「知」「反省」「発展」です。
① 「愛」とは、人から「もらう」ものではなく、相手の幸福を願って「与える」ものです。与えきりの気持ちで、相手を幸福にしていく行為です。これを「与える愛」と呼びます。
② 「知」とは、「知は力なり」—— 「仏法真理」を学ぶことで悩みを解決でき、「智慧」が得られます。仏法真理は、そのための最高の教科書であり、参考書でもあるのです。
③ 「反省」とは、人間には自由意志があり、その分、幸福感も生まれますが、間違いを犯すこともあります。反省は、心の間違いを修正し、明るい未来を開く道具です。たとえて言えば、“消しゴム”のようなものです。
④ 「発展」とは、「利自即利他」—— 信仰を通して得られた、自らの幸福や成功を、周りの人へ広げていくことです。この地上においても、幸福な人で満ちた世界を創ることです。
霊界の基本構造観
霊界は悟り(心の境涯)に応じた、多次元の階層に分かれています
3次元:地上界
4次元:精霊界、地獄界
--------------------------------
5次元:善人界(ここからがいわゆる天国)
6次元:光明界(各界の専門家達の世界)
7次元:菩薩界(ここからが天使の世界)
8次元:如来界
9次元:宇宙界
・霊界は、天国が圧倒的に広く、地獄はごく一部です。
四次元幽界の一部に地獄があります。そこは、悪想念の曇りによって、仏の光が射さなくなった暗黒の世界です。
ただし、地獄は、天国に対抗できるような大きな勢力ではありません。また、人間は地獄からこの世に生まれてくることはできません。
・あの世に還るときには、この世で生きた心境にふさわしい世界に還ります。
心の世界も、霊界と同じく、多次元構造をしています。私たちの心のなかに、天国があり、地獄があるのです。
その心に応じて、善い心で生きた人は天国に、悪い心で生きた人は地獄に堕ちることになります。
転生輪廻と守護霊
人間は、生まれ変わりを繰り返し、魂修行しています。そして、「魂の兄弟」の一人が、守護霊しています。
・人間は、魂として ”永遠の生命” を持っています
人間の本質は霊(魂)であり、あの世が本来の住処です。数百年に一度くらいのペースで、この世に生まれてきて、また、あの世に還っていきます。これを「転生輪廻」といいます。
・転生輪廻の目的は “悟りの向上”
人間は転生のたびに、新しい環境に生まれ、新しい出会いや経験を経て、たくさんの魂の糧を得ることができます。順境も逆境も悟りの向上のためにあるのです。
・あなたを幸福へと導くために守護霊が頑張ってくれています
この世の魂修行を、安全で有意義なものとするために、各人には、必ず一人、守護霊がついています。
私たちの魂は、原則、六人一組の「魂の兄弟」というグループをつくっています。そして、そのなかの一人が、守護霊を担当しているのです。
仏法真理は「真実を知ること」であなたを「幸福へ、健康へ、成功へ」導いてくれるのです。---With EL CANTARE ---
『真実の世界、人生、幸福、健康に生きる方法』を知りたい方は、Happy Scienceの経典をご参照ください。今日のブログは、Happy Scienceの 『「幸福になれない」症候群』 よりお伝えしています。