この実習がそうだった。
ヨガの先生やスタジオのスタッフさんからの愛情もそう。
ひよこの私に来月クラスを持たせてくれる。
他のインストラクターコースの卒業生と比べ、段違いの量の告知や宣伝をしてもらってる。
ぎゃー!と叫びたくなる。
私なんかのために!
私はそんな素敵なクラスを提供できるようなヤツじゃないのに。
私なんか、チャンスを与えてもらえるような人じゃないのに。
いや、ありがたいねんで。
ただ、破格の待遇を前にして、そう思っちゃうのよ。
ありがたいけど、最近は特に周りからの愛情の受け取り困難。
例えると、荷物の多いワンルームの部屋に住んでるのに、2トントラックいっぱいのプレゼントが届く感じ。
嬉しいけど、余裕ないっす。
入らないのにどうやって受け取ったらいいの?、って感じ。
無償の愛といえば、もう一人、それを私に与えてくれたオトコが居た。
もう一人の彼氏。酒乱の問題児。
そんな問題児を選んだ私ももちろん問題児。
おかげで私は心について知り、学びや素敵な出会いを得たから今は感謝している。
アイツは何がキッカケかは分からんけど、ある日めっちゃ変わった。
ステージが変わったとアイツは言っていたな。
その愛情を私は勿論受け取りきれなかった。
アイツは私と会っても、すぐに私を家に帰そうとした。
酔ったアイツに家に帰るなと軟禁されたこともあったのに、激変。
最初はアイツにはこのあと他に予定があるんか?と私は訝しんだ。
「早く家に帰らないと、お前が家で文句言われるかもしらん。」
「そうなると会いにくくなる。」
私は自分の浅はかさをこっそり恥じた。
アイツは私をあっさり帰らせた。
以前のアイツなら、帰り際には名残惜しそうに見送ってくれていた気がする。
たぶんアイツはそのあと一人で飲みに行ったやろう。
そりゃ好きな女が他の男のもとに帰るんやから飲みに行くわな。
呑むアイツを理解できなくて責めていた私も、こう思えるほどには大人になりました。
でももし、飲んだアイツに偶然会っても私は絶対に声をかけないよ。
そんなアイツを見て、私はホステスのある先輩との会話を思い出した。
10年ほど前、不倫していたホステスのお姉さんと話をしたことがある。
なんでか分からんけど、私を買ってくれて私によくしてくれたお姉さんだった。
お子様の私は不倫話に衝撃を受けた記憶がある。
まさか10年後に私が彼氏を2人作るなんてね。
「彼には早く家に帰ってもらうねん。」
「どうしてですか?一緒に居たいですよね?」
「そりゃ勿論返したくないで。
でも、はよ帰らなくて、私のせいで奥さんに怒られたらかわいそうやん。
それが原因で、家を出にくくなって、私と会いにくくなると私は困るし。
今後も一緒に居たいから早くかえす。
別れ際はせつないから、できるだけあっさり返す。
抱きしめられようもんなら、別れるのが辛い。」
正直、お姉さんの気持ちは当時の私には全く分からなかった。
「そんなに愛される方は幸せですね。
彼を独占したくならないんですか?」
「そやなぁ、一緒になれたらいいなーと思う。
でもな、ムリやねん。
あの人はどっちかなんて選ばれへんねんやと思う。
選択を迫るとあの人が苦しむ。
苦しめたくないねん。
そりゃ辛いけど、あの人を失う方がもっと辛い。
一緒に居たいねん。」
お姉さんが悲しそうに笑っていた。
あの表情を忘れられなかった。
お姉さんは本当に相手を想ってはるんやな。
そういう愛し方もあるんやな。
あぁ、アイツが変わったのは、私を深く深く愛してくれたってことなのかしら。
あれも受け取れなくて、あの日私は泣きながら帰った。
帰る場所がある私は、同じだけの深い愛を返せなかった。
それなのに。
こんな私に。
深い深い愛を注いでくれるのか。
泣きたいのはオトコよなぁ。
ここまで正直に書きすぎた。
昨日はしょーもないオトコと絡んでテンションが下がったので、皆様からの愛情を思い出していたのよ。
関係者が読まないことを今日もこっそり祈る。
今私は絶賛、みなさまからの応援や愛情を受け取れない問題と格闘中です。
私への愛情に対して、ただありがとう、と笑顔で受け取るだけでいい。
同じだけ愛を返そうとなんてしなくていい。
みんなは好きで私を愛してくれてるわけだから、いちいち私は気にしなくていい。
そんなこと頭では分かってる。
基本私はそうやってきた。
私への愛が強くなればなるほどに、受け取りきれないのよ。
以前の私は、愛されていると分かると、逃げ出してたのよ。
受け取り切れなかったし、人と仲良くなるのがこわかったからね。
私なんか、みんなに愛されるような人じゃないって言いたくなる。
でもそうやって、自己否定をすることは、私を愛してくれる人を悲しませるのも分かってる。
参考記事
自分の価値を低く見積もっていると自分を大切にしてくれる人を傷つける。
頭でわかってても心はぐるぐる。
そう、まだまだ私は家族以外の人からの見返りを求めない愛情を受け容れられない。
周りには、そんな私の姿は不思議に見えるらしい。
いやー、まぁでもそういう人がカウンセラーを名乗っているのも人間臭くていいでしょ。
こんなヤツでもカウンセリング出来るんか!と驚いた方は、ぜひ今の私のカウンセリングを担当してください。
テーマは愛情の受取拒否についてです。
さりげなく募集していますのよ。
私が完璧になれる日なんてないで。
でもそれでいいと私は思ってる。
こんなに書いててなんやけど、私は褒め言葉やひいきをめちゃくちゃ喜んで受け取るのは得意よ。
私を応援して、愛してくれてありがとう。
ムリムリムリ!とすぐ私は言うけど、私なりに私から愛を与えていくわ。
私もみなさまを大好きやから、愛を返したいねん。
ただ、実際に何をするかは分からんけど笑。
すぐには出来ないけど気長に待っててね。
今日はそんな話でした。
キャロ