本日の記事は、映画マニアの私キャロが
好きに語っているだけです。
ネタバレ注意です。
公式サイトより。
先日「ターミネーター：ニュー・フェイト」を観ました。
この映画はターミネーター2（以下T2)の正式な続編とされています。
大人の事情でT2を作った後に映画の権利が売られていたらしいけど、
今回やっとT2製作者に権利が戻ったそうな。
実際公式サイトでは、ジェームズ・キャメロンの名前の前に、
製作ではなく、製作復帰とわざわざ書かれています。
だからね、待ってました感が最高なのよ！！！！
私はT2のファンではありません。
でも、映画ファンとしてT2を敬愛しています。
あの映画がその後の映画に与えた影響は大きい。
リンダ・ハミルトンが戦う強い女として描かれていたけど
当時のハリウッドでそんな文化は今ほど育ってなかったと思う。
でね、今回もリンダ・ハミルトンがめちゃくちゃカッコいいのよ！！！
念のために言うけど、T2はシュワちゃんの映画ではなく、
リンダ・ハミルトンの映画です。
今回もそれを踏襲していました。
ティム・ミラー監督のＴ２への愛を終始感じたわ。
リンダ・ハミルトンの登場シーンには
思わず涙が出たわ。
めちゃくちゃカッコよくてさー！！！
リンダ・ハミルトン（サラ・コナー）は
あの有名なセリフI'll be back.と言い、
マシンガン持ってサングラスかけて
高速道路で女一人で戦います。
かっこよすぎる！！！
Ｔ２から35年も経ったから、脚本も変わってるねん。
女性が当時より強くなったことの証かな。
時代による価値観の変化を感じたわ。
Ｔ２ではサラ・コナーは後のリーダー（男）を産むから
命を狙われたんよね。母は強し。
でも今回は、命を狙われたダニー自身が後にリーダーとなるから
命を狙われたのさ。
女リーダーってのは35年前にはありえなかったんでしょうな。
Ｔ２では、後のリーダージョン・コナーを守ってたのはシュワちゃん。男よね。
彼はターミネーター。
そして、後のリーダーダニーを守るグレースも女性。
もっと言うと、改造人間。
この辺もしっかり違う。
さらに、そのダニーのリーダーとしての描き方も素晴らしい。
命を狙われている時とリーダーとなってる時の目つきやオーラが全然違う。
混沌とした時代のリーダーってさ、ただの指導者ではなく、人々の希望となり得るわけさ。
お金かかってそうな規模の映像と共に、希望を描く様に圧倒されたわ。
ほんでもってさ、映画って政治をほどほどに反映してると思うの。
白人ばかりだったＴ２に対して、メキシコ人が主役だし。
前作Ｔ２の続編とは言え、メキシコに壁作ると言ってる
大統領へのメッセージかしらとうがっちゃう。
話が逸れました。
Ｔ２といえばシュワちゃんですが、Ｔ２で彼は溶鉱炉に彼は沈みました。
そんな彼の登場のさせ方が素晴らしーい！
ジョン・コナーを殺したことを今は悔いる別のターミネーターとして登場します。
（この説明伝わる？）
こう描くと、ただシュワちゃんを登場させるだけでなく、
サラ・コナーには怒りや葛藤が生まれるから、物語に深みが出るよね。
でもって、シュワちゃんは、Ｔ２の彼とは別人です。
今は感情を覚えて人間寄りのターミネーター。
だから、Ｔ２のときにつけてたサングラスも
かけようとしてかけないシーンがあります。
ここマニアにはたぶんもどかしいけど、
彼がただの殺人機械じゃないことを示す重要な場面。
映画や小説は全てのシーンに意味があるんよね。
意味のないシーンなら入れる必要がない。
ほんでもってさ、
かつてのセリフI'll be back.をリンダハミルトンが言う一方で
シュワちゃんはI won't be back．と言います。
ｗon't はwill notの省略形で、強い否定。
かつてのセリフを言わないとこにも人間寄りを感じるし、
監督のT2への愛を感じるわ。
長くなりましたが、
（ここまで読んでくれてる？）
この映画単体で観るよりもＴ２を観てからの方が
俄然楽しめるかと思います。
製作復帰したジェイムズ・キャメロン（リンダ・ハミルトンの元夫）は
私が思うに戦う強い女を描くのが好きっぽい。
タイタニックのローズも強かったし、コケたけどＴＶダークエンジェルもそうだった。
心の奥に炎を秘めた私みたいな女は楽しめると思います。
ちなみに私、このリンダ・ハミルトンの強さに感動して、
合気道の稽古を20年ぶりに再開させました。
影響受けやすいねん。
ふー、ただただひたすらに好きなことだけを
書き綴って私疲れました。
でも大満足。
人生は自己満足の積み重ね(^^♪
読んでくださったあなたに、今日もいいことがありますように☆