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ハッピーコンピューティングのブログ

東京都小平市の小さなプログラミング教室のブログです。

プログラミングの入門書をご紹介します。
 


まんがなのでとても読みやすく、おススメです。
漢字にはルビがふってありますので小学1年生でも読めると思います。
全編カラーなのもいいですね!

 

学研のシリーズものだから仕方のないことなのかもしれませんが

ハードカバーでなくてもいいのになと思いました。

こういう本はあまり長く読み続けられる本ではないと思うのです。

Scratchだってずっと2.0ではないでしょう。

ハードカバーは長く使われる本にマッチすると思います。

 

電子書籍では読みづらいから紙がいいけど

限りあるお小遣いでたくさん勉強するために

入門書はもっと安く、お手軽になればいいのにな。

 

OpenToonzは無料のアニメーション制作ソフト。

下記からダウンロードできます。

OpenToonz

 

ハッピーコンピューティングはプログラミングスクールを謳っていますが

子どもたちひとりひとりのやりたいこと、興味のあることを優先していますので

プログラミングとはちょっと違ったことをする子もいます。

とにかくコンピュータに触れて親しんで興味を持ってほしい。

もっと使いこなしたい、もっと知りたいという気持ちを育てたいです。

 

自らすすんでコンピュータと格闘しているのを、私が横からサポートし、道具とヒントと本を与えます。

 

というわけで

小学6年生の女の子と OpenToonz です。

Wordpressでウェブサイト制作を経験したり、GIMPで画像処理をしたりしてきましたが

次はアニメーション制作 です。

全然プログラミングはしていません (;^_^A

でもいいと思います。

「もっと使いこなしたい」 の気持ちが感じられるから。

 

横から私が

ベクター画像ってのは・・・

ラスター画像は・・・

とか言って、少しずつコンピュータの知識も増えるでしょう。

 


スタジオジブリでの実績もあるOpenToonz。

プロの現場でも使われるホンモノです。

私も使いこなしていません。

生徒さんと一緒に勉強です。

 

ひとまず本を注文しました。

 

工学社の本は子どもたちには難しいかもしれないけど

難しい本にチャレンジして挫折するのも、たくさん経験すればいいと思います。

読むべき本は尽きないし、一度挫折しても、数年後には読めるようになるかもしれない。

 

楽しいコンピュータと

たくさんの本に囲まれながら

めいっぱい学んでほしいなと思います。

 

何事もそうだと思いますが、特にプログラミングにおいてはシンプル・イズ・ベストです。

 
50年くらい前、機能てんこ盛りのMultics(マルティックス)というオペレーティングシステム(OS)がうまれました。
1つのMulticsでなんでもできる!そういうのを目指したそうです。
このMulticsは便利でしたが、Multicsそのものを作るのが大変でした。
やがてMulticsの開発に参加していたメンバーの一部が分離独立して別のOSを作りました。
Unics(ユニックス)、のちのUNIXです。
 
UNIXは「巨大なMulticsひとつで何でもこなそう!」 という考え方のアンチテーゼでした。
Multics のマルチ(複)に対するユニ(単)です。
搭載されているひとつひとつのコマンドは単機能で貧弱に見えました。
ですが、様々なコマンドを用意して組み合わせることで大きな仕事を達成しようと考えました。
 
Multics もかなり使われていたようですが、大成功を収めたのはUNIXでした。
現在、UNIXは様々な派生を生み出しながらいまだに進化中と言っていいでしょう。
 
大規模なシステムを作る時、UNIXの考え方はとても大切です。
ひとつひとつの部品を独立させてそれぞれ極力シンプルに作る。
シンプルな作りならミスを少なくできるし、たとえミスしたとしても発見が早く、なおすのも簡単です。

 
プログラミングを通して、ぜひシンプルに考える癖を身につけて欲しいなと思います。