ハッピーコンピューティングのブログ -55ページ目

ハッピーコンピューティングのブログ

東京都小平市の小さなプログラミング教室のブログです。

私はソフトウェアエンジニアだったのでハードウェアのことは専門外、というかほぼ素人です。

ですがコンピュータに興味を持つと、少しくらいはハードウェアのことも知りたくなるものです。

 

昔の私が集めたグッズを拡げて中学生の生徒さんに紹介してみました。

 

 

これがテスター。これがブレッドボード。

半田ごては見たことあるかな?

じゃあはんだ供給機(ミューフィーダ)とか、はんだ吸取り線は知ってる?

マイコン基盤はこんな風にしてお試しのものが売ってる。
ユニヴァーサル基板にはんだ付けするのが億劫ならブレッドボードを使えばいいんだよ。

これがあの本でレアだと書いてた "ALU" だ。 557円で買ったんだぜー。

 

とかなんとか言って。

自慢のコレクション (たいしたことない) を披露できて私自身とても楽しかったです(笑)

上のような道具や材料からなにかステキなものが作れるかも!

そんな可能性を感じて欲しい。

そういう夢を持ってほしい。

論理的思考とかプログラマ的思考とか、そういうのは後からついてくるのではないかと考えます。

 

ハッピーコンピューティングは私の個人事業であり、商圏は狭く、規模も小さい商売です。

 

私は12年ほどソフトウェアエンジニアをしていたので

その経験を買われてか、たまにシステム開発とかウェブサイト制作のご相談を受けることがあります。

 

「基本的に」ハッピーコンピューティングは開発案件はお受けしておりません。

ほとんどお断りしております。

 

とは言え、ご縁ほど貴重でありがたいものはないと痛感している昨今

お知り合いとか、ご紹介とかいただいた場合に限って

私にできる範囲のお手伝いのようなことはさせていただいたりもします。

 

今週は特にそっち方面で動きました。


先日、起業したばかりの方とご縁をいただき、ウェブサイトの改善に関してご相談いただき

お打ち合わせさせていただきました。

 

また、地域の居場所づくりの活動をされている方々から

以前よりウェブサイト制作のご相談をいただいておりましたが

とうとう今週、ハッピーコンピューティングの生徒さんとしてレッスンを受けてくださったり。

 

さらに

障害福祉サービスを提供しているリカバリーカレッジ立川のすぺぃろの方にご縁をいただき

妻が3色パステルアート、私がプログラミング入門として講座を持たせていただくことになったり。


いずれも本当にありがたいです。

心より感謝です。ありがとうございます。

メイン事業を圧迫しない範囲で

できるだけ柔軟に対応して地域に貢献し、確固たる信用を築いていきたいなと思います。

 

このブログでは何度も書いていることですが

パソコンの中に手を突っ込むのは、子どもたちにはとてもいい経験になると思っています。

 

先日は小学1年生の子が、ハッピーコンピューティングのノートパソコンにメモリを増設してくれました。

 

 

基本的には開けないことを前提に作られているブラックボックス、パソコン。
でもその中には人類の叡智がぎっしり詰まっているはず。

開けてみたい。見てみたい。

そういう好奇心を大切にしたいです。

 

静電気に弱いんだよとか

パチッって言ったら最後、簡単に壊れるよとか

注意深く扱うことを丁寧に説明して。

 

おっかなびっくり

そーっとそーっと

蓋をあけてもらいます。

 

イマドキのパソコンはメモリの増設程度なら簡単に行えるようにできています。

だけど、10年以上前の古い中古デスクトップパソコンとか開けようとすると

開けてくれるなと言わんばかりにガチガチに、頑丈に作られていたりする。

特に日本の大手メーカー製のものがガチガチの傾向にあるような気もします。

その分だけ頑丈だということでしょう。

 

手にするものを、慎重に丁寧に扱わなければいけないあの緊張感を

モノにあふれた現代の、大消費時代に生きる子どもたちに伝えたいです。

 

今の世の中、さまざまなものが情報化され、簡単にコピーできてしまいます。

シェアや拡散もたやすい。失くしたってまた手に入る。

便利なのはとてもいいことである反面、モノの価値が分かりにくくなりますね。

 

できることなら、おっかなびっくり、そーっとそーっと、丁寧に扱う体験を通して

モノの価値を身体で感じてもらいたいものだと思います。