このブログでは何度も書いていることですが
パソコンの中に手を突っ込むのは、子どもたちにはとてもいい経験になると思っています。
先日は小学1年生の子が、ハッピーコンピューティングのノートパソコンにメモリを増設してくれました。
基本的には開けないことを前提に作られているブラックボックス、パソコン。
でもその中には人類の叡智がぎっしり詰まっているはず。
開けてみたい。見てみたい。
そういう好奇心を大切にしたいです。
静電気に弱いんだよとか
パチッって言ったら最後、簡単に壊れるよとか
注意深く扱うことを丁寧に説明して。
おっかなびっくり
そーっとそーっと
蓋をあけてもらいます。
イマドキのパソコンはメモリの増設程度なら簡単に行えるようにできています。
だけど、10年以上前の古い中古デスクトップパソコンとか開けようとすると
開けてくれるなと言わんばかりにガチガチに、頑丈に作られていたりする。
特に日本の大手メーカー製のものがガチガチの傾向にあるような気もします。
その分だけ頑丈だということでしょう。
手にするものを、慎重に丁寧に扱わなければいけないあの緊張感を
モノにあふれた現代の、大消費時代に生きる子どもたちに伝えたいです。
今の世の中、さまざまなものが情報化され、簡単にコピーできてしまいます。
シェアや拡散もたやすい。失くしたってまた手に入る。
便利なのはとてもいいことである反面、モノの価値が分かりにくくなりますね。
できることなら、おっかなびっくり、そーっとそーっと、丁寧に扱う体験を通して
モノの価値を身体で感じてもらいたいものだと思います。