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ハッピーコンピューティングのブログ

東京都小平市の小さなプログラミング教室のブログです。

子どもが外で遊ばなくなった

テレビゲームや携帯ゲーム機のためだ

というのは極論だと思っています。
もちろんゲーム機が、子どもが外で遊ばなくなったことの一因ではあると思います。

外遊びだけでなくて

トランプだとかUNO、すごろく、オセロ、将棋、チェス、麻雀、花札、ドンジャラ・・・
そういう遊びも減ったように思います。

個人的にはそういう遊びの減少が大きな問題なんじゃないかと思っています。

 

実際にはそういったゲームは形を変えて

今はテレビゲームのひとつのアプリケーションプログラムとして遊ばれることもあると思います。

そうなると子どもたちはいとも簡単にやり直します。

まだ負けと決まっていなくても、負けそうならリセット。

先ほど負けた形と同じような不利な状態になったらリセット。

とても考えているようには見えません。

でたらめに手を打って、プログラム上の欠陥に当たることを祈り、運よく抜け道のような勝ち筋を見つけたら喜ぶ。

そういう遊び方をすることがあります。もはやゲームではなく、計画性のないダメなデバッグのようだと感じます。

 

デバッグはプログラマがやればいいと思います。

デタラメでなく計画的に効率よく。

プレイヤーはちゃんとゲームで遊びましょう。

子どもたちはゲームの遊び方を知らない。

ゲームはもっとよく考えて遊ぶものです。
 

昔は大人にも少しゆとりがあって、家で子どもとトランプをしたり将棋を打ったりする時間があった。

ルールだけでなく駆け引きとかコツとか考え方とか、そういうのを子どもたちに指導することができた。

今はそのゆとりがなく、代わりにプログラムが相手をしてくれる。そういう時代なんじゃないかと思っています。

そして生まれるのがでたらめなデバッガ―です。

 

ハッピーコンピューティングとしては、子どもたちにはできるだけ知的な活動に興味を持ってもらい

最良の道具であるコンピュータを使いこなしてほしいと思っています。

だから、アナログのゲームやパズルの本来の遊び方を大切に指導したいなと考えています。

すでに取り組みを始めているルービックキューブだけでなくて

いろいろなもの、たとえばトランプだとかルービックスネークだとかを取り入れていこうと考えています。

中学1年生の生徒さんが、Sphero Miniをコントロールして、決めたコースを丁寧にたどることができるようになってきました。

こんな感じです。

 

 

かなり細かく、自在に動かしています。

 

ハッピーコンピューティングの生徒さんたちはそれぞれ、好き嫌い、得手不得手があり

この生徒さんの場合はSphero Miniと相性がいいようです。

コンピュータとの付き合い方には様々な形があるので、ハッピーコンピューティングではできるだけ幅広く経験できるように、いろいろな機材を用意しています。

たくさん経験する中で、自身の一番興味を持てるものに注力していけばいいと思っています。

 

ハッピーコンピューティングのレッスンは2時間です。

さすがに2時間だと長いと感じられる生徒さんもいると思うので

ハッピーコンピューティングでは気分転換ツールとしてルービックキューブを常備しています。

 

 

ルービックキューブは

数学的に群論の領域で研究対象になったりする、とても知的なパズルなので

プログラミングを学ぶ生徒さんたちにはとてもおススメです。

 

こうしてこうしてこうしたら、こうなる

さらに、こうしてこうしてこうしたら、こうなったりもする・・・

 

無数のアルゴリズムの塊と言えると思います。

 

先生である私が上手でないとカッコ悪いのでコツコツ練習しています。

できるだけ早く六面を揃える "スピードキューブ" に取り組んでいるのですが

1分30秒あたりから記録が伸び悩んでいます。。。むむむ。

 

生徒さんの中にはとても優秀な子もいて、その子は1分程度で揃えられます。

く、くやしい。。。

 

いつか大会に参加して、自分の記録を残したいなと夢見ています。

ひとまずは1分切りを目指してがんばります。