簡単で便利なものは消費しやすくて血肉になりにくい | ハッピーコンピューティングのブログ

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東京都小平市の小さなプログラミング教室のブログです。

モノも情報も溢れた環境の中で
子どもたちは次から次へと消費して
与えても吸収していないのでは?というのが
現代の教育の課題なのかなと
子を持つ親としてぼんやり考えることがあります。

子どもたちは大人になるために
大人の背中を見て真似しているのだから
消費行動に駆られているのは子どもたちではなくてむしろ親
スマホ片手に情報に振り回されて
先にマスコミに飼いならされたのは大人たちでしょう。

私は技術雑誌や書籍を子どもたちに勧めますし、そういう雑誌、いわばマスコミに載っているRaspberryPiだとかAR、VR、その他新しい技術にワクワクします。
でも、踊らされて消費行動に走るのは避けたいなと思います。

WindowsがパソコンのOSとして圧倒的なシェアがあった頃
弱小のLinux界の雑誌「Linux Magazine」の記事にこんな文章がありました。おぼろげな記憶で不正確ですが。

「あなたがもし『簡単』で『便利』を求めるならばWindowsを使えばいい。これを読む必要はない。あなたがもし『自由』な『喜び』を求めるならこの記事を読んでくれ」

こんなふうな趣旨の文章で始まって、ハタチそこそこの学生だった私は胸をときめかせて読んだように記憶しています。肝心の内容を覚えていませんが(笑)

気をつけるべきキーワードは「簡単」「便利」あるいは「気軽」かな?
簡単で便利なものをお気軽に試して
使いこなせなかったり飽きたりしてポイッ。
そんな風な行動を改めたいですね。教育のためにも。