プログラミング教育というと小中学生向けの話。
高等教育の情報科とはまったく別のモノ。
その間にある溝を埋める取り組みが必要ですね。
今は小中学生向けプログラミング教育から
大学や専門学校の情報科への道筋が途切れているように
思います。
先日書いた記事 ではProcessingを使わせようってネタを紹介しました。
これもいわば、溝を埋めようとする話。
昨今取りざたされているプログラミング教育は
小難しいことは子どもには理解できないだろうから
そういうことには蓋をして
できるだけ簡単に、ソフトウェアを作る体験をさせよう
という話が多い。
一方、大学での情報教育は専門教育なので
小難しいことへ突っ込んでく話。
プログラミング教育でプログラミングは楽しいななんて思って
よし、より専門的に勉強しようと思ったら
大学での情報教育は超つまらない、挫折。
そんなシナリオが目に浮かびます。
基本的にコンピュータはレイヤー構造になってます。
具体的で小難しいハードウェアの上に
抽象的で易しいソフトウェアを載せます。
抽象化をどんどん進めて、どんどん難しい話を隠した最前線に
ビジュアルプログラミング環境があると言っていいでしょう。
そういう風に「簡単にもっと簡単に」 も大切な取り組みと思います。
また、そういうのはたくさんのプログラミング教育関係者が
やっていることでもあります。
ハッピーコンピューティングとしては
ちょっと趣向を変えて隙間をねらって
小難しい話もおもしろいよ!難しい難しいって言われているけど
そんなに恐れるほどでもないよ!
というスタンスで行くのはどうかなぁ、と思っています。
もちろん結局「難しい、つまらない」と言われないように
いろんな工夫が必要だろうとは思います。