1月5日ダーウィン日本語ラジオで旭日旗対策について話したところリクエストがあったので書き下ろしています。
皆さんご存知の通り世界中で旭日旗、または旭日旗に似た放射線状の模様に対し日本の隣国である韓国が苦情を出しています。その分野は報道、小売業、スポーツ、ファッション、アートとありとあらゆる分野にわたっています。
ここオーストラリアでも例外ではありません。Ｂｉｇ Ｗと言う全国チェーンの量販店に旭日旗模様のＴシャツが売られた際には在豪韓国人からのクレームが殺到し、商品は店頭から消えました。私もＢｉｇＷにメールを書きましたがダメでした。詳しくは此方 → オーストラリアでも旭日旗狩り、、日本人も声をあげましょう
一方オーストラリアのテレビ局ＣＨ９に、旭日旗Ｔシャツを着た男性が出演した時に、同様にクレームがテレビ局に入ったのですが、Ｃｈ９の回答は「Ｉｔ ｓｈｏｕｌｄ ｎｏｔ ｂｅ ａ ｐｒｏｂｌｅｍ」とはねつけたそうです。素晴らしい！嬉しいですね～
いや実際オーストラリアで旭日旗に反感を持つ人はいないのですよ。(韓国人を除く）。むしろ若い人たちの間ではかっこいい！と言いうイメージを持っている人も多い。しかし何故テレビ局ははねつけたのに、量販店は屈してしまったのか、、、、これは彼らのビジネスが扱うものが違うのが理由です。
報道局の仕事はニュースを流すこと。そのニュースに対しての横やりや圧力に屈してしまってはニュースの信ぴょう性が下がり、商売に関わるわけです。
一方量販店のビジネスは物を売る事、そして大事なのはお客様。韓国のお客様は非常にうるさいですから売り上げに関わる。(逆に日系人は大人しいですからね、、、、）
つまりどちらが正しいとか正しくない、という判断をよりも、重視するのは自分のビジネスへの影響 ←これ大事です。
日本人はここを間違えがち。正しいことを言いさえすればいいのだ！と、考えて行動してますが、そうではない。
実際に日本政府が旭日旗に関する説明を発表した時に、これですべては解決する、これでもう大丈夫だ！と思いませんでしたか？残念ながら、今でも旭日旗模様のファッションショーの写真は削除され、ＢＢＣではバッシング記事が出ています。
私は日本政府が出した資料が悪いと言っているのではありませんよ。歴史的背景を説明し、海上自衛隊の旗であることを明記し、そして放射線状模様は他国の国旗にも使われている一派的なデザインであることをきちんと説明しています。そしてその発行主は日本政府！これほど信頼のおけるソースはない！ しかしこれでもダメだった。なぜなら情報戦ではどんなに詳しい事実の説明よりもイメージが勝つのです。だから韓国は慰安婦像を作り映画を作ってイメージ戦を戦ったいるわけです。
これに対抗するには考え方を変える必要があります。しかしこれは簡単
、私たちが日々経験していることだから。
例としてクーラーを購入するときのことを考えてみましょう。
クーラーを購入しようと決めているときには、性能や電気代やクーラーのサイズやら細かいことを知りたいでしょうが、ではクーラー自体を買おうと思っていない時にそのような説明をくどくどされたらどう思いますか？ うっとおしいですよね
。
クーラーを買う気が無い人に興味を持たせるにはどうしたらいいか?それはやはりイメージ戦略、ＣＭですね。
夏の暑い日に家に帰ってきて、クーラーのボタンを押して涼しい風が吹いてきて、とても気持ちよさそうにしている美しい女優さんや、イケメン男優さん、これを見たらもしかしたらクーラー欲しくなるかもしれません。詳しい機能などを調べるのはその後です。だからＣＭの力は絶大なのです。
イメージ戦略とは基本的に商品の売り込みと同じ、どうやって興味を引くかが鍵。
旭日旗の場合、「広告に使えなくなりますよ」などと言って気を引いて、もし詳しい話が聞きたい人がいれば、そこで深く深く歴史や軋轢が生じが経緯などを説明すればいいですが、興味が無ければそのままでも構わない。
この問題に関して私たちが狙う着地点は「とりあえずＯＫなのね～そりゃ良かった」です。皆さんこれを目指しましょう、間違っても「私は韓国よりも日本の立場を支援するから旭日旗を断固使用するのだ！」と宣言をしてくれる人を求めない。(そりゃいてくれたら嬉しいですが）。
あくまで目指すのは全ての外国人にが「なんだ～、よくわからんけどライジングサン使っていいのね、いいデザインだしね、安心した
」と思わせる事です。ここを目指しましょう。戦略と同じ、局地戦です、一つづつ片付けていきましょう、先ずは旭日旗問題から。
さて次の記事は、私がツィッターで提案した対応策について～ 現時点で、1-6まで書きましたよ。
＜日本語ラジオ
ようこそダーウィン＞
今日は私が放送している日本語ラジオ、ようこそダーウィンの放送日です。
ダーウィン時間３時、日本時間は２:３０から
こちらのサイトから聞くことができます。生放送のみ
質問や感想はこちらのツィッター Sachi Hirayama 当てに。
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